石井ゆかり「星占い的思考㊽アンインストールの灼熱」/タッカー・カールソン、モスクワでプーチン大統領に独占インタビュー/『無門関』
☆mediopos3373 2024.2.11
「2024年2月、水瓶座の入り口に、
冥王星が位置している」
冥王星は「破壊と再生の星」であり
水瓶座は「山羊座の伝統的価値観を
新時代にあわせ「上書き」」し
「古い価値観が冥王星的に焼き尽くされる」
つまり価値観がアンインストールされ
あらたにインストールが行われる
それが「破壊」と「再生」である
水瓶座の支配星である天王星は
流行やメディアを象徴する星でもあり
それらもまた象徴的に
「破壊」と「再生」が行われることになる
この冥王星と水瓶座の天王星の働きかけのように
ちょうどアメリカのタッカー・カールソンが
モスクワでプーチン大統領に独占インタビューしたものが
「X(旧Twitter)」で公開されたところである
内容的に驚くようなところはすでにないが
とくにここ数年「陰謀論」というレッテルによって
メディアから検閲され排されてきた内容が
インタビューに答える形で公開されたことは意義深く
いままさに全世界で注目され話題となっている
とはいえ相変わらず日本では
ほとんど報道されてはいない
コロナワクチンの薬害に関する報道と同様に
マスメディアではほとんど報道が規制され
アイヒマン化したままである
さすがにイスラエル/ガザに関する報道は
部分的に報道されてはいるがかなり偏っており
それらの多くはすべてをリンクさせて
全体としてとらえたときにはじめて
そこでなにが起こっているのかがおぼろげに見えてくる
おそらく現在起こっている「破壊」は
あらたな「再生」へと向かって行くことになるのだろうが
むしろいま考えておかなければならないのは
それで「黒」が「白」となるような
単純なリバースではないということだ
「アンインストールの灼熱」に眩まされて
そこでなにが「インストール」されるのかに
注意深くなければ
「インストール」そのものの陥穽に陥ってしまう
『無門関』第二則の「百丈野狐」の公案にあるように
「不落因果」ではなく「不昧因果」が重要だからである
「因果律」の中にありながらそれを越えるということ
因果の中に在りながらそれに執らわれないということである
あらたに「インストール」されるもののなかで
再生された「因果」のなかで生きるのではなく
そのなかにありながらもそれに執らわれないでいること
まさに「不昧因果」を事としなければ
「野狐禅」でしかないからである
■石井ゆかり「星占い的思考㊽アンインストールの灼熱」
(群像2024年3月号)
■タッカー・カールソン/モスクワでプーチン大統領に独占インタビュー
(NUKE BOMBSHELL! Tucker Carlson’s Exclusive Interview
With President Vladimir Putin In Moscow – Full Transcript Released
「X(旧Twitter)」*「藤原直哉のインターネット放送局」より)
■『無門関』(西村惠信訳注 岩波文庫 1994/6)
(石井ゆかり「星占い的思考㊽アンインストールの灼熱」より)
「2024年2月、水瓶座の入り口に、冥王星が位置している。そのゲートを星々が次々に通り抜けていく。冥王星は「破壊と再生の星」である。一度何かを失わせ、その上で新しい命を与える、といった象意を与えられている。星占いの世界で、星座の「入り口」付近は、その星座のエネルギーが最もプリミティブで未分化な、荒ぶる状態で渦巻いていて、その力に星が振り回されるような状態になる、という考え方がある。冥王は今、水瓶座の激しい嵐を身に纏いながら入ってくる星々を検問しているのだ。
山羊座は「過去」で水瓶座は「未来」の星座である。山羊座の伝統的価値観を新時代にあわせ「上書き」するのが水瓶座の機能だ。しかし今はそのアップデートの入り口に、冥王星のイニシエーションが待っている。つまり、新しい知と価値観の世界に入るゲートで、古い価値観が冥王星的に焼き尽くされるのだ。これは言わば、インストール前のアンインストールではないか。過去の自分への自己否定、古い価値観の焼き払いには、文字どおり焼け付くような苦悩が伴う。水瓶座の支配星、天王星は流行やメディアを象徴する星でもある。たとえば日本では今、これまでメディアで力を持っていた人々や組織が、未来の価値観への扉の前で、冥王星的「破壊と再生」の炎に焼かれているようにも見える。」
(タッカー・カールソンのプーチン大統領インタビューより/抜粋)
*「タッカー:アメリカを動かしている人たちに何を言いたい?
プーチン:我々のメッセージは、ロシアはあなた方の敵ではないということだ。我々は戦争を望んでいない。平和の準備はできている。あなた方の指導者たちは争いを求めている。これは我々が望んでいることではない。ロシアは自国民のために立っている。我々のものでないものは欲しくない。」
*「タッカー:バイデン大統領についてはどう思われますか?
プーチン:我々は彼が国を運営していないと確信している。それを確認する良い情報源を持っていると言っておくが、それは誰の目にも明らかだ。アメリカは今、暗黒の時代に突入している。説明責任を果たせない指導者がいる。」
*「タッカー:ゼレンスキー氏についてどう思いますか、また彼にメッセージをお願いします。
プーチン:彼がロシアでコメディアンだった頃、彼のジョークに笑ったことを覚えている。笑いに戻りましょう。
タッカー:それはなぜですか?
プーチン:私たちを敵対者としておくことが利益になる強力な金融機関が存在する。あなた方の大統領の一人は、それに対して警告を発した。我々ロシア人にはそのような問題はない。
タッカー:アメリカを敵視していますか?
プーチン:いや、断じて違う。我々は第二次世界大戦では同盟国だった。ロシア人はアラスカやカリフォルニアの開拓を手伝ったし、ハワイにもいた。私たちの国民は敵ではありませんが、ワシントンDCの人々は確かに友人ではありません。
タッカー:もっと具体的に名前を挙げてもらえますか?
プーチン:それは無意味なことだ。あなた方の国内問題を解決するのは我々ではない。それに、私たちよりもあなたの方が名前を知っているはずだ。
タッカー:つまり、あなたの敵はジョー・バイデンではなく、彼の背後にいる人々だと言いたいのですか?
プーチン:その通りだ。ジョー・バイデンは何が起こっているのか理解していないかもしれない。彼はロシアに投じられた制裁のレベルを理解していないかもしれない。誰がこれらの制裁をまとめたのか?それは我々の敵対者たちだ。
タッカー:それが、あなたがBRICSを支持している理由ですか?
プーチン: BRICSはいずれにせよ存在するだろう。西側の貿易ブロックに対する自然な反応だ。これは対抗手段だ。ドルが国家に対して武器化されれば、それに代わるものが自然に生まれる。それが私たちの望みだ。
タッカー:それが、あなたとロシアが標的にされた理由ですか?
プーチン:もっと複雑だが、理由のかなりの部分はそれだろう。ドルが危機にさらされると、米国は極端な手段を取る。ドルが破綻するわけにはいかないのだ。」
*「タッカー:バイデン大統領についてはどう思われますか?
プーチン:我々は、彼が国を運営していないと確信している。それを確認する良い情報源を持っていると言っておこう。アメリカは今、暗黒の時代に突入している。説明責任を果たせない指導者がいる。
タッカー:わかった。しかし、ロシアにも同じような問題があるのでは?
プーチン:ええ、ある程度は。しかし、ロシアでは、そのような利害は、道行く平均的なロシア人の考え方と一致している。アメリカではそうではない。エリートはあなた方を見捨てたのです。
タッカー:では、誰がアメリカを動かしていると思いますか?
プーチン:これまでと同じ勢力が牛耳っている。大統領は変わっても、実権を握っている人たちは変わらない。われわれが対処しなければならないのはその勢力だ。ジョー・バイデンはこの権力構造のための見せかけにすぎない。」
*「タッカー:マスクには敵がいるということですか?
プーチン:彼が米国内に敵がいることは明らかだ。500億ドルの資産を剥奪されたことは、特別扱いのシグナルを出されたと言える。表面上は不公平だ。
タッカー:マスクがウクライナにスターリンクの機材を供給し始めたとき、あなたはマスクのことを恐れませんでしたか?
プーチン:もし誰かが、数個のインターネット・ディッシュがロシアの力を打ち負かすことができると本気で考えているとしたら......まあ、何と言えばいいか。しかし、我々はマスク氏を恐れたり責めたりしたわけではない。政府は彼に選択の余地を与えなかった。
タッカー:世界は大きく変わりました。イーロン・マスクについてどう思いますか?
プーチン:我々はマスク氏をビジネスマンとして見ている。彼は巨万の富を築き、多くのファンを持つ。彼はユニークな思想家であり、買収されることのない個性の持ち主だ。それを恐れる人もいる。
タッカー:イーロンに何かアドバイスはありますか?
プーチン:私は続けろと言いたい。怯えてはいけない。しかし、もし困難な状況に陥ったとしても、ロシアがある。私たちは喜んであなたに門戸を開くだろう。我々は以前にもアメリカのビジネスマンを歓迎したことがあるし、マスク氏のような人物を高く評価するだろう。」
*「タッカー:トランプ氏に話を移そう。まず、彼が再選される可能性について、現状をどう感じているか教えてください。
プーチン:それは少し奇妙で常軌を逸しているだろうが、我々は十分に準備している。彼はウクライナでの戦闘を終わらせると約束しており、我々はその考えを支持している。
タッカー:どうしてそんなに早く戦争を終わらせることができたのですか?
プーチン:ひとつには、彼は決して我々を侮辱していない。彼はロシアをとても尊敬している。私たちは友好と信頼の立場からスタートする。そうすれば、すべての問題は解決できる。私を信頼してください。
タッカー:バイデンがあなたを殺人者呼ばわりしたことを指しているのですか?
プーチン:私たちは政治家の数世代前から、数々の侮辱や中傷を受けてきた。トランプ氏はそれとは一線を画していた。彼はロシアで非常に人気がある。おそらく、それが彼のためになることはないだろう。」
*「タッカー:ガザの状況をどう見ていますか?
プーチン:本当に残念なことだ。パレスチナ人は壊滅的な打撃を受けている。イスラエルは無制限に行動している。これは世界のひどいダブルスタンダードを示している。イスラエルに対する制裁はどこにあるのですか?
タッカー:ロシアは、特にイランとの同盟を通じて何らかの形で関与しているのか?
プーチン:いや、もちろんそんなことはない。我々はイスラエルの存在に反対しているわけではないが、同時にパレスチナ人の自決権を支持している。公平でありたい。
タッカー:アメリカ南部の国境で起きていることをフォローしていますか?
プーチン:実はそうなんだ。毎日のブリーフィングの一部だ。私たちロシア人は、議会が外国の国境を守るために何十億ドルも費やすのに、自国の国境はおろそかにしていることを皮肉に面白がっている。笑い事ではないが、致命的だ。
タッカー:致命的?どういう意味だ?
プーチン:もちろん深刻だ。無秩序に国境を越えて毎日人が死んでいる。まさにフリーフォーオールだ。このような無謀なことをする国は、現代では見たことがない。
タッカー:ロシアは国境の状況を何らかの形で利用しているのでしょうか?
プーチン:いや、なぜそうしなければならないのか。何もする必要はない。アメリカは自滅している。ナポレオンが言ったように、敵が自滅するのを邪魔するな。」
*「タッカー:気候変動について触れましょう。アメリカやヨーロッパではいまだに気候変動が推し進められようとしています。あなたの立場は?
プーチン:人類はカルダシェフ・スケールでタイプ1の文明ですらない。地球のエネルギーポテンシャルを利用できなければ、どうやって気候をコントロールできるでしょうか?
タッカー:少なくとも心配していますか?
プーチン:私は現実的な問題に関心がある。気候変動はその一つではない。地球は自らを調整するためにかなり良い仕事をしている。そして、シベリアが少し暖かくなれば万々歳だ。ロシアの農地が増える。
タッカー:しかし、私たちが大惨事に向かうと確信している真の信者に、あなたは何と言いますか?
プーチン:気候変動を心配するのは、天気に文句を言うようなものだと言いたい。気候が嫌なら引っ越せばいい。天気が心配なら傘を差せばいい。」
*「タッカー:トランスジェンダーの動きをどう見ていますか?
プーチン:以前は恐喝の対象だったものが、今では名誉の証になっているのは興味深いことだ。ロシアには法律がない。
タッカー:ロシアは反同性愛法でLGBTQ+に不親切だと批判されてきた。
プーチン:我々には子供たちを守る法律がある。大使館に虹色の旗を掲げたりはしない。その通りだ。そうでなければ、私たちは大人の市民の私生活に干渉しません。」