6月6日 芒種について

 今日は、二十四節気にじゅうしせっきの『芒種ぼうしゅ』だ。

といったところで、特段何かあるわけではない。

 一応、芒種の説明。穀物の種をく時期のこと。ただ、この時期には蒔き終えているところが多い。

忘れ去られてしまった知恵として、辛夷こぶし木蓮もくれんとの違いが見分け辛い木)を田打たうち桜と呼び、花が咲いたら苗代なわしろを用意するというものがある。

 つまり、辛夷が咲いたら、もみを蒔くということだ。

温暖化の影響で、辛夷だけでなく、本来の桜も開花の時期が早まっている。

 と、長々と説明をしたけれど、開花期とは関係なく天気の具合を見ながら、実施している家が多いらしい。親が主体でやっているため、よくわかっていないが、田んぼに植わっている苗は既に20cm程になっている。

 もしかしたら、豆やあわなどの米以外の五穀を蒔く時期だったのかもしれない。けれど、品種を組み合わせることで少なくとも大豆は夏野菜を植える時に、一緒に蒔いている。

 父は、都会はともかくこのあたりは旧暦が当てはまっていたと言っていたが、前のことからも、二十四節気は、既に機能していないのかもしれない。

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