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J.Y.Parkと『私的な書店』と『パストライブス/再会』

 2025年が始まりましたが、みなさんどんな毎日をお過ごしでしょうか?私が暮らす韓国・ソウル近郊は寒波が押し寄せ、今週は最低気温がマイナス16度まで下がり、最高気温も連日氷点下。外を歩くとまるで冷凍庫の中にいるようです。

 韓国で暮らして8年目の冬。こちらは1月1日だけがお休みで、あとは普通に仕事があるので、韓国に来てからはまだ一度も年末年始に日本に帰省したことがありません。最初の数年は年越しそばやお雑煮を作って食べたりしていましたが、今では年越しそばも食べそびれる年があったり。おせちは作ったところで私以外誰も食べないので、一度も用意したことがありません。

 最初の頃は、日本で慣れ親しんできた年末年始が過ごせないことを少し寂しく思ったりしていましたが、今では〝郷に入れば郷に従え〟。韓国の暦に合わせて暮らすことで、心が楽になりました。例えば、大晦日までにやり残したことがあっても、クリスマスツリーが出しっぱなしでも、大掃除ができていなくても、「旧正月までに少しずつやればいいや」と考えるのです(笑)。

 もし今、年末年始が思うように過ごせず、スタートがうまくきれなかったという人も大丈夫!旧正月(今年は29日が元旦)を2025年のスタートだと考えて、そこから一緒に新しい1年を過ごしていきましょう!

 さて、2023年4月にポッドキャスト韓国に住んだらこうなった』を始めて1年8か月経ちました。最初は半年続けられたら御の字だと思っていたんですが、「3年続けてみてね」と助言してくださった方の言葉に支えられ、またコメントやメッセージ、感想を伝えてくださる方、聞いてくださっている方々のおかげで、毎週1回、配信を続けてくることができました。

 私は文章を書いて、将来的には本という形を通して人と出会い続けていきたいと20歳の頃からずっと願ってきた人間なんですが、それをどこかに書いたり積極的に人に伝えたり、相談したりはしてきませんでした。でも、ひょんなことから苦手だった「話すこと」に挑戦し、ずっと心に思い続けてきた願いを人に伝え始めて、今、夢の方から少しずつこちらに近づいてきてくれているような、そんな気配を感じています。

 それはきっと、人に話すことで自分の意識や行動が変わり始めたからじゃないかと思うんですよね。たとえ夢を人に話さなくても、自分だけの日記に書いたり、毎日目にする場所に書いて這っておいたりするだけで、意識が変わってくる気がします。それと、もう夢がかなったような気持ちで暮らすこと。これも面白いなと思い、よくやっています。

 毎日流れてくるニュースを見ていると、とても自分の夢や希望なんて語れない気分になってしまう時もありますが、世界がどんな風に変わっても、 それでも人生は続いていく。だったら、今自分が置かれた場所で、選んだ場所で、できることを精一杯やって生きていく。できれば前向きに、おもしろおかしく、生きていることを楽しみながら。

 そんな人が一人でも増えたら、変わらないと思っていた悲惨な世界も少しずつ変わっていくんじゃないかと、私は馬鹿みたいに信じているのです。

    ご縁があってこの文章を読んでくださったみなさん、2025年もどうぞよろしくお願いします!

    2025年最初のポッドキャストでは、重く悲しいニュースが続いた韓国で、私に元気や勇気をくれた音楽、本、映画のお話をしています。良ければお楽しみください♪

▼ポッドキャストはこちら(stand.fm/Spotify/amazon music/YouTubeで配信中)


《番組内容》
「音楽・本・映画」に元気と勇気をもらった年末年始。J.Y.Parkデビュー30周年コンサートの様子や、韓国エッセイ『私的な書店-たったひとりのための本屋-』を読んで実際に書店を訪ねた話、映画『パストライブス/再会』を観て“推し俳優”ができた話など。/2025.01.09収録

【番組内で紹介したnoteの記事】

【過去の関連配信】

★年末はJ.Y.Parkに会いに行く

★幸せな妄想は叶う。J.Y.Parkのファンミーティングへ!

★韓国と縁深い役者たち~上野樹里、三浦春馬~

▼stand.fm/Spotify/amazon music/YouTubeで配信中


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