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エッセイ

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韓国での暮らしの中で感じたことや、これまで出会ってきた「人」についてのお話。
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#家族

自分の過去をなかったことにせず、認めて前に進むと起こること

 「いつか畑を耕しつつ、エッセイや小説を書いて暮らすのが夢だ」と言いながら、なかなか前に…

結婚式は誰のもの?

 私と韓国人夫は人生で2度、結婚式を挙げている。2人とも20代の頃、それぞれ別の人と所帯を持…

200

おばあちゃんの朝ごはん

 国際結婚を機に海外へ移住して4年。その間、人の親となり、毎日家族のために料理をするよう…

オンマがキンパを作る理由

 5歳の息子が通う韓国の幼稚園では、1年に2回だけ弁当持参の日がある。春と秋、バスで遠足に…

誕生日の過ごし方

予約していたケーキを取りに行くと、箱の上にお花が添えてあった。造花だと思っていたら、なん…

日・韓・仏ステップファミリーの夏

 前回の記事に「SNSをやめたいと思っている」と書いたものの、私は著名な作家でもエッセイス…

韓国の両親と、フランスの娘について

 私が暮らす韓国では、5月は「家庭の月(가정의 달)」と言われています。5月5日「子どもの日」、8日「両親の日」、15日「先生の日」というように、家庭に関わる記念日が集まっているからだそうです。  「子どもの日」には家族で遊びに行ったり、子どもにプレゼントをあげたりする家が多いようですが、3歳児を育てているわが家はいつもの週末と同じく、野原を散策しただけで、特別なことはしませんでした。  しかし、「両親の日」は何もしないわけにはいきません。結婚1年目の時は、つわりの終わり

やっと戻ってきた日常

大統領選挙のため休日の韓国。 2012年、パク・クネが選ばれた時はソウルで語学留学中。2017年…

韓国×育児×コロナ。「もう駄目だ」と思った私を助けてくれたもの

離れて暮らす家族がついに 私にはフランス人の家族がいる。南仏で暮らす16歳の女の子で、最後…

SOSを出す勇気

 ここ最近、自分の心が明らかに弱っていて、休息が必要だと実感することが増えていた。  例…

「私のことを何も知らないくせに」と思った夜に考えたこと

 これまで40年近く生きてきて「あなたってこうだよね」と人に言われた言葉がたくさんある。例…