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エッセイ

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韓国での暮らしの中で感じたことや、これまで出会ってきた「人」についてのお話。
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記事一覧

映画『アイミタガイ』 と釜山国際映画祭

きのうから、10年ぶりに釜山国際映画祭に来ている。結婚を機に韓国移住してもうすぐ8年、子ど…

この夏読んだ日本•韓国•台湾の本

 読んだ本の感想を書き留めておきたいと思うものの、読んですぐには言葉にできない類のものが…

チュソクブルーとプライバシーゼロの家探し

韓国は今日からチュソク(추석、お盆のようなもの)の5連休ですが、今年はチュソクが17日(火…

自分の過去をなかったことにせず、認めて前に進むと起こること

 「いつか畑を耕しつつ、エッセイや小説を書いて暮らすのが夢だ」と言いながら、なかなか前に…

結婚式は誰のもの?

 私と韓国人夫は人生で2度、結婚式を挙げている。2人とも20代の頃、それぞれ別の人と所帯を持…

200

韓国小説『父の革命日誌』

 2年前の誕生日、1冊の小説をプレゼントしてくれた韓国人女性がいました。彼女は同じ年で、数…

【エッセイ】自分の身体を愛したい。私のボクシング日記

    本にも人にも「呼ばれているのかな」と感じることがあって、先週末訪れたソウル国際図書展ではまさに、手招きされているかのようにこの本に吸い寄せられました。 『生まれて初めてのキックボクシング(난생처음 킥복싱)』     よく見るとファン•ボルム著と書いてあり、おもわずスタッフの方に「もしかしてこの著者は『ようこそ、ヒュナム洞書店へ』を書いたファン•ボルムさんですか?」と確認。返事はYES!      年末年始に読んで感銘を受けた小説の作家さんが、キックボクシングに

おばあちゃんの朝ごはん

 国際結婚を機に海外へ移住して4年。その間、人の親となり、毎日家族のために料理をするよう…

桑の葉茶とボクシング(뽕잎차와 복싱 )

 近所にある日本食のお店には、いつも温かい桑の葉茶(뽕잎차)が用意されている。初めて飲ん…

こうして、アジュンマになる

 つい最近「私もアジュンマになったなあ」と心底実感した瞬間があった。アジュンマとは韓国語…

オンマがキンパを作る理由

 5歳の息子が通う韓国の幼稚園では、1年に2回だけ弁当持参の日がある。春と秋、バスで遠足に…

【エッセイ】わからないまま、生きていく。

1~2か月に一度、韓国で暮らしながら考えてきたことをエッセイにまとめ、WEBマガジン「Stay …

上手に落ち込みたい

 女性として産まれ、11~12歳頃に月のものが始まり、もうかれこれ30年近くそれと付き合ってい…

【エッセイ】いつかまたJ.Y.Parkと話せたら

새해 복 많이 받으세요 !新年明けましておめでとうございます。昨日2月10日(土)は旧暦の元旦で、旧正月を祝う韓国は4連休の真っ最中。わが家も昨日までは夫の実家で、親族と過ごしてきました。 同じ韓国に住んでいる日本人同士でも、旧正月の過ごし方っていろいろで、わが家のように伝統的な儀式を行うため数日間親族が共に過ごす家もあれば、国内•海外旅行する人、子どもを日本の学校に体験入学させるため帰省する人、義実家の親族とは外で一緒に食事してすぐ解散する人など違いがあります。詳しくは