見習い農家(?)の作業日誌 その4 ~生育温度について~
どうも、見習い農家(?)こと、ヤスです。
近年の季節って、春は少し短くなった気がしますし、秋はもう行方不明になってますよね。(秋生まれの僕としては少し寂しいです(´-ω-`)
ちょっと春があって、夏が一番長く、秋が一瞬で過ぎて、突然冬になる~、みたいな、普段の生活でも衣替えとかタイミングが難しいですよね(´_ゝ`)
そんな我々の生活も、近年の季節の激しい移り変わりによって難しくなっていますが、当然、畑の野菜も季節(気候・気温)の影響をモロに受けます。
というわけで、今回は「野菜の生育温度」について書いていこうと思います。
畑で見かけるビニールトンネルについて
現在1月なので、秋冬野菜を例に挙げて話ていこうと思います。
ご存じの方も多いかと思いますが、冬場になると畑で「ビニールトンネル」なる物を見かける事があると思います、要は「簡易ビニールハウス」を小さく作ってる訳です。
理由として、冬は寒いですよね。
そして、秋冬野菜は呼び名の通り、植える時期が秋・冬なので「基本的にある程度は寒さに強い」ですが、真冬などの気温が大体5℃以下になると生育が止まります。
少しの間なら問題ないと思いますが、生育が止まると栽培計画や出荷のタイミングが狂っちゃうんですね、農家さんとしては収益を得るタイミングがズレるので、かなり痛いですよね(ノД`)・゜・。
具体的な野菜の例
現在、ウチの畑で「白菜」を育てているので例に挙げますと、
~白菜~
※発芽適温・・・20~25℃(発芽するのに適した温度)
※生育適温・・・15~20℃(野菜の生長に適した温度)
となっております。
この温度を見ると冬場の外気温で育てるのが厳しいのは一目で分かりますよね、なのでビニールトンネル等が必要になってきます(寒い地域では多分、対応が変わると思います)
こんな感じに野菜ごとに適した温度がありまして、夏野菜が冬場育たないのは、温度や気候の影響が大きい事が原因です。
余談ですが、今年は一気に冷え込んだので、ウチの白菜も途中で生育が止まりましたが、ビニールトンネルを張ると見る見るうちに大きくなりました!やったね!!(*‘ω‘ *)
かといって温度が高ければ良い訳ではない
いくら冬と言っても、気温が少し高い日もありますよね?ビニールトンネルを張ると温度は担保出来ますが、気温が高い日には逆にトンネル内の温度が高くなって、生育不良や病気になったりもします。
実際、「白菜」を例に挙げると
※4℃以下で結球の進行が停止、23℃以上で病気のリスクが増える
(結球とは葉が重なって球状になる事、レタス・キャベツ・白菜ですね)
と言う事があります
なので、天気予報で気温をチェックして、ビニールトンネルを開ける日や、そうでない日に常に気を付けておかないといけないんですね。
畑を見た時に、ビニールトンネルが開いてる時・閉まってる時があるのには、農家さん達の野菜を作る工夫があったと言う訳ですね
こういう事情が一つ一つ理解出来てくると面白いですよね(*´ω`*)
終わりに
と言うわけで、今回の「野菜の生育温度」の話はこの辺りにしたいと思います
野菜ごとの温度の大事さ・農家さん達の工夫・野菜の面白さを知る事が出来ましたね!
全ての野菜について語る事は(物理的に)出来ませんが、僕的にも畑の白菜の生育が一時的に止まった事で「生育温度」について、とても良い勉強が出来ました!
野菜作りって難しけど楽しいですね!(*‘ω‘ *)
それでは、今回はこの辺りにしたいと思います。
ありがとうございました(*‘ω‘ *)
(@^^)/~~~バイバイ
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