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【特撮家族・第二話】桜井さんが坂崎さんに神社や御神輿の話を聞いたわけは?

発売日午前中に「特撮家族」の第二話を読み終えた桜井さん。
坂崎さんも自分で読むのは大変なので説明してくれるのを待っていました。

「今回はね、主人公の父親の思い出話が中心なんだけど、坂崎に合いそうだなって思いながら読んでいたの。」

坂崎さんが何だろうという不思議そうな顔をします。

「坂崎って、やっぱり子供の頃に神社のお祭りとか行だろ?」

「行ったよ。神田明神とかも行ったよ。重盛おじさんに連れられて。浴衣の女の子可愛かったよな。カエル売ってるの眺めてたり。」

「御神輿は担がなかったの?」

「俺さあ、背が低いから担ぐの無理だなとおもってやらなかった。御神輿の棒に乗るかいって言われて、ちょっと
乗ったけど、すぐ落っこちそうになってこわくて降りちゃった。桜井は?」

「秩父はなんたって、秩父神社の秩父夜祭があるもん。京都祇園祭、飛騨高山祭と合わせて日本三大曳山祭の1つって言われてるし、ユネスコ無形文化遺産だし、江戸時代にはすでにあったらしい。弟は背が高いから御神輿担いだんじゃないかな?」

「神田祭もそうだよね。江戸時代から続いているから、日本三大祭り、江戸三大祭りって言われている。あのさあ、神社って不思議なもの見ちゃったりしない?俺、子供の時に小さいキラキラ光る小人みたいなのに話しかけられたことあるよ。」

「俺は実際には見てないけど、秩父神社のそういう話は子供の時から聞いたことあって、夜に一人で行くなって言われた。高見沢も指先アクリル板にぶつけるくせに頭と耳はいいから、何か見えるかもな。あっ、俺、神秘体験とか無いけど、人形町の交差点でピグモン見たよ。」

「あの時、俺がピグモンやったんだよね。でも、なんで高見沢の小説から神社とかの話になるの?」

「今回の第二話が、ちょうどそんな内容で、坂崎が好きそうなだなって」

「死んじゃったお父さんが神道の研究者だったっけ?でもそれじゃ特撮じゃないじゃん。」

「何つっーか、その父親は、坂崎が見た小人みたいな、あなたの知らない世界みたいな経験をしていて、それがきっかけで神道研究とか怪獣フィギュアに入ったわけ。神話って怪獣退治みたいの出てくるでしょ」

「そういうつながりなんだ。高見沢よく神社と怪獣くっつけたな。そういうところは凄げぇんだよな。」

「今回は人物や時系列が行ったり来たりしてるから、坂崎は頭がぐるぐるしちゃうと思うよ。」

「あはっ、だめだ。また桜井に教えてもらおっと。」


【特撮家族・第一話】はこちら
https://note.com/nothingbutwitha/n/n5fa6ec1bd0b7

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