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「戦略」を学校で教えてほしい―某超有名大学に合格した友人からの学び

米大受験に学ぶ「戦略」

アメリカの大学を
受験したときのことを
友人と振り返っていて
驚いたことがある。

それは受験という競争における
「戦略」の有無だ。

アメリカの大学出願に必要な書類は
主に6つ。

  1. 高校の成績

  2. 推薦状

  3. 自己PRエッセイ

  4. 課外活動の実績

  5. 共通テストの結果

  6. 英語力証明のテスト結果

これらを総合して合否が決まる。
この総合点で
その「勝ち負け」が決まる。

そう言われたとき、
あなたはなにを
どう「頑張る」だろう。

僕はとても普通の子だ。
総合点で勝ち負けが決まるなら
全部頑張って、全部いい点を取ろう。
そういう戦い方だった。

結果、
第一志望群に入れていた大学には
合格したので特に問題はなかった。

その数年後、受験をしたときのことを
僕超有名大学(Z大学と呼ぼう)に
通っている同期と話した。
その話に僕は驚かされた。
彼の「受験戦略」はこうだ。

Z大学には例年日本人が2名ほど合格する。
そのうちの一人は帰国子女。
もうひとりは日本育ちの生徒。
Z大を受験するであろう
日本育ちの高校生で、
きっと今年合格するのは〇〇くん/さん。
(彼は帰国子女なので)
自分は日本から受験する他の帰国子女と
戦うのでそこで目立つためには…

そして彼は見事
Z大学に合格した。

彼は都内の某塾に
籍をおいていて
Z大を受験しそうな日本人を
そもそもほとんど知っていた
という強みはあるだろう。
しかし、その絵に描いた餅のような
戦略を実現してみせたのだ。
圧巻だ。

「戦略」の立て方は誰も教えてはくれない

学校教育では
「戦略」の立て方なんて、
教えてくれない。
学校の先生からより、
ゲームや友達/家族との
遊びの中で必然的に
身についていくものかもしれない。
MBAレベルの「戦略」について、
義務教育で教えろ
とは言わない。
でも、戦略の基礎のキくらいは
教えてもいいのではないだろうか。
そう思う理由を書き記したい。

社会人としての強さは「戦略」から来る


第一に、
僕の友達のように
「戦略」を立てられるか
そうでないかは
社会に出たときに
自分の身を守れるかに
関わるように思う。

どの会社に入るべきか、
会社に入ったら
どんな先輩と仲良くすべきか、
どう振る舞うべきか。
すべて「戦略」が教えてくれる。
起業するにしても、
自社の戦略を
立てられなくてはいけない。

「戦略」とはつまり、
社会人としての
最強の盾であり矛である
と思う。

「戦略」を立てられる
自信さえあれば、
いざ会社を首になったって、
いざ誰かに意地悪されたって、
また立ち上がれる
自信につながる。
やり直せる自信に繋がる。

「戦略」の知能は育った環境にあまりに左右される

いま戦略の立て方の
基礎について
学校で教えてくれないから、
その能力は家庭環境や
その他の教育環境に
大きく依存していると思う。

社会ですでに
成功している親の子供は、
その重要性を小さいときから
遊びや家庭の会話の中で
学んでいるのだろう。
そうした学びから、
大人になったときも
少しの逆境に負けない
賢い人間になるのかもしれない。

一方で、戦略なんて
賢いコンセプトに
触れてこなかった人間たちは、
社会に敷かれたレールを
「ただ頑張る」という
方向性でしか
前に進めないのである。

戦略の立て方を
学校で教えてもらえたら、
日々の色々なところに
適応できるし、
個人として強くなれる。
自信に繋がる。

「働くのがもう辛い」あなたへ


Twitterを見ていると、
想像より遥かに
多くの人が
「月曜日が来るのが怖い」
と感じている
人たちであるように思う。

働くのはもう辛いのに、
会社をやめたら
どうなるかわからない。
上司になんて言われるか、
親になんて言われるかわからない。
弱い自分が嫌いだけど、
弱い自分は変えられない。
そう感じている人が
少なからずいるのではないでしょうか。

「戦略」の立て方を学ぶことは、
自分を守ることと一緒。
こうした教育を
小さいときから受けていれば、
もっと自分に自信を持って生きることができる。

Z大に進学した彼は間違いなくすごい。
でも、彼だけじゃなくて
色んな人に似通ったチャンスが
与えられるべきじゃないかな。

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