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休職40日目

昨日に更新ができなかったので、
今日改めて更新します。

昨日は妻とふたりでスーパー銭湯へ行ってきた。
先週末にフェスへ出掛けていたので
湯治の旅である。

以前、カウンセラーに
「嫌なことや不安なことで頭がいっぱいになったら、サウナに行くといい。」
と言われたことがあった。
サウナに行くと、余計なことを考える暇もなくなるから
良いのだという。
確かにサウナに入っていた時は
余計なことを考えたくても、生存本能がビンビンになるので
不安になる隙すら与えてくれなかった。

スーパー銭湯へ行く道中に
パチンコ店があり、開店前から行列をなしていた。
それを見て
「あんたが真面目に病んでる間にも、こうして開店前からパチンコ店に並んでいる人だっている。こうしてみると、なんだか勇気湧いてこない?」
と妻からありがたいお言葉。
確かに勇気がわいてきた。
別にパチンコ店に並んでいるひとたちを卑下したいわけではないが、
(パチンコ店に並んでいるひとたちにもそれなりの事情があるはずで…)
真面目に週5で40年間以上働くことだけが正解でない、ということを実感した。

そういえば、
第一子が生まれたばかりの頃、
妻が産後うつ気味になっていことがあった。
「この子を守れるのか」「自分は正しい子育てができているのか」
と不安が次から次に生まれてきていた。
そんな時、家族三人で商店街を歩いていた時に
コンビニ前の喫煙スペースでタバコを吸っていたヤンママがいた。
(ヤンキーでないかもしれないが、金髪でスウェットにすっぴんだったので
ヤンキー判定しても一定の納得がしてくれるだろう)
小学生くらいの子どもがその周りで暇そうにしている。
そんな様子を見て私が
「あんな人でも子どもを小学生まで立派に育てられているんだから
大丈夫だよ」と妻に言ってみたところ、
思いのほか彼女の胸に響いたらしく、
それ以降、産後うつ的な症状は見られなくなった。
正しいライフハックではないが
「自分の方がマシ」という感覚を持てるということは
自分自身に自信をもたらすことができるとこと。
誰にも自信をもってオススメはできないが
こっそりオススメである。

この休職期間を経て、
街にはいろんなひとがいることを改めて思い知った。
家と会社の往復、最近では在宅が増えていたので
ビジネス街にも出ることがなくなったので
他人の生活を知る由もなかった。
真面目に会社生活だけが人生でないこと、
世の中は想像以上に広く、多様性に満ちていること、
あの会社だけがすべてではない、同僚たちに好かれることだけがすべてではない、ということを実感できた。

全然家計の足しにもならないが、株式にも今まで以上に真面目に取り組み出した。
それもまた会社に依存しない生活を築き上げるためだ。

生き方は一つではないし、
何が正解かもわからない。
この前にSNSで
「自分が選んだ道を正解とするする人生がいい」
的なコメントを見て、さらに説得力が増した。
勝ち組、負け組というのは存在するかも知れないが
何を勝ちとするのか、何に価値を置くのかは自分次第だろう。
(勝ちと価値、うまいこと言うなー)
負け惜しみの独りよがりかも知れないが
休職期間で周りを見渡すことで実感した
新しい価値観かも知れない。

休職期間も一週間を切った。
後悔が残ったとしてもそれは来世の休職期間に実施するとして、
いまできることを一週間でやり切っていこう。

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