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#音楽 記事まとめ

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楽曲のレビューやおすすめのミュージシャン、音楽業界の考察など、音楽にまつわる記事をまとめていきます。
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2022年9月の記事一覧

ELECTRIC PROPHET(電気じかけの予言者)〜これは長い物語で、この歌詞の世界は、僕の夢物語がベースになっているんです(TK Friday#55より)

TK.STAFFです。小室哲哉のプライベートスタジオからお届けしているレギュラー番組「TK Friday」は、小室哲哉の音楽世界を直接感じることのできるお話や演奏を中心に毎週金曜日21時から生配信しています。 今回はTK Friday #55で配信された、1985年11月28日リリース、TM NETWORK「ELECTRIC PROPHET(電気じかけの予言者)」の話題について切り出してみました。(ミニアルバム『TWINKLE NIGHT』に収録) ELECTRIC PR

【LuckyFes②-1】LuckyFesはどんな音楽フェスだったのか?【はじまり・テーマ・コンセプト編】

今回は、7/23(土)・7/24(日)に茨城県ひたちなか市の国営ひたち海浜公園にて開催された「LuckyFM Green Festival(通称:LuckyFes(ラッキーフェス)」を、フェスのテーマ、コンセプトなどから考えていきたいと思います。 LuckyFesに関しては、茨城放送のプレスリリースやLuckyFes公式サイト内で公開された実施報告書を一つひとつ読めば十分すぎるほど内容を把握できるかと思いますが、著者の記事ではもう少し踏み込んで紹介していきます。 Luck

ベータ版の自分、はじまり。

一言で今の気持ちを書くとすれば、僕は つい先日まで、歌い手として「弱さ」にフォーカスして曲を書くと言い続けてきた。確かに、そういう一面はとても僕を豊かにしてくれたし、何より「歌う」という行為そのものが、自分に無駄にこびりついた垢のような自尊心を、脱ぎ去る大きなキッカケになった。 でも、この1ヶ月、毎日のようにバタバタと動きながら思った。 って。自分を認めることの方が大事な過程であって、「弱いこと」自体は一時的で、僕自身を支配するものではない。そう思えたから、最近は多少気

1990年代ベストアルバム&ソング

Pitchforkが1990年代ベストアルバム&ソングの投票企画をやっていたので、リストを作って送りました。

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どんなアーティストたちが台頭し、シーンを牽引しているのか……NYのR&Bシーンを歴史から紐解く

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。番組では、毎回ゲストを迎え、様々なテーマを掘り下げていく。 9月22日(木)のオンエアでは、「NY・R&Bシーンの今」をテーマにお届け。ゲストに、音楽ライターの渡辺志保、そして、NYに渡米し、アポロ・シアターにも出演したというR&Bシンガーの藤田織也が登場。 ■NYのR&Bシーンの歴史 番組では、NYのR&Bシーンの今について特集。どんなアーティストたちが台頭し、シーンを牽引しているのか

和レゲエ数珠繋ぎ-第26回- 藤田誠治(ZERO BUNCH)

香川県  藤田誠治(ZERO BUNCH) アーティスト名  ゆらゆら帝国 曲名  空洞です(alternate version) From Album「REMIX 2005-2008」 発売年  2008 非レゲエミュージシャンによるレゲエ的な解釈をした曲や、逆にレゲエミュージシャンが演ずる非レゲエ的な曲(SOUL、FUNK、DISCO等)を#REGGAE_not_REGGAEというハッシュタグを付けて紹介したり、そういう音源縛りで2012〜2017年まで毎年海の日に#R

岩壁音楽祭2022を開催しました

9/17(土)、3年ぶり2回目となる岩壁音楽祭を開催しました。 来てくれたみなさん、アーティスト、技術チーム、近隣の方々、関わってくれたすべての方々、本当にありがとうございます。 開催当日の様子、前回からの改善点、コロナ禍でのチケットの売れ行き。 そして、初回は数百万の赤字だった収支は果たしてどうだったのか。 今回は概要を紹介していきます。 当日は最高でした台風14号の襲来などギリギリまで天候も心配でしたが、さすがは山に囲まれた山形県。台風の影響も受けず快晴!1日中気持

インディペンデントアーティストが音楽NFTに注目すべき理由

はじめに自身のサイドプロジェクト”Fake Creators”で22年7月に音楽NFTをOpenseaでリリースしました。リリースに際して調べたこと、得た気づきなどをシェアしてNFTに興味があるアーティストのヒントになれば嬉しいなと思いつつ、音楽NFTがインディペンデントアーティストに浸透する未来について考えてみます。 このような人に向けてこの記事を書いています。 音楽NFTに興味があるインディペンデントアーティスト そのリスナー その前に自己紹介武田信幸。LITEを2

FIELD OF VIEW 20年ぶりとなるシングル「きっと」9/28リリース!! 浅岡雄也(Vo.)SPECIAL INTERVIEW!!

1990年代から2000年代初頭に数多くの名曲を世に送り出し、日本の音楽シーンに大きな足跡を残した4ピースバンド・FIELD OF VIEW 。 彼らは、1994年にviewとしてデビュー。翌1995年5月にFIELD OF VIEWとして再デビューを果たし、1stシングル「君がいたから」が89万枚、続くポカリスエットのCMソングとしても人気を誇った2ndシングル「突然」はミリオンセールスを記録。その後も「Last Good-bye」「DAN DAN 心魅かれてく」「ドキッ」

Foolsdayboy「Gift for Fools」のリリースに寄せて

新潟のラッパー、Foolsdayboyがリリースしたアルバム「Gift for Fools」のプレスリリース文章を担当しました。各種配信サイトで聴ける・ダウンロードできます。 新潟を拠点に活動するラッパーのFoolsdayboyは9月23日(金)、新たなアルバム「Gift for Fools」をリリースする。 Foolsdayboyは2020年に活動を始めたばかりの新鋭ラッパー。畳み掛けるようなアグレッシヴなフロウをトレードマークにしつつ、リラックスしたフロウなども柔軟に

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エミネム、『XXL』で本音爆発

<注>これは無料記事です。読んだ甲斐があったな、と思った場合だけ、サポートしていただけるとうれしいです。 <なぜ、このインタビューを訳すのか> エミネムの肉声を感じられる記事が、9月14日『XXL』に掲載された。『XXL』は1997年に創刊されたヒップホップ雑誌だ。現在は、ほぼ季刊で雑誌を発行するほかウェブマガジンを運営している。最近、大物のアーティストが文字媒体のインタビューにめったに応じない。VOGUEあたりのファッション誌にハリー・スタイルズやビリー・アイリッシュが

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『BMSG FES 2022』を観て

――歴史の証人になった。 『BMSG FES 2022』を観た感想を一言で表すと、これが一番しっくりくる。『THE FIRST-FINAL-』も拝見したし、あの時も大変感動したものだが、「すごいものを目撃した」という点では『BMSG FES 2022』はズバ抜けていた。 個人的には、『SKY-HI LIVE TOUR JAPRISON』を目撃したときの感覚に近い。客演のSALUを「一緒に時代を作っていく仲間を紹介するぜ」と呼んでいたSKY-HI。あの言葉を聞いて、あのライ

ヴェイパーウェイヴ・アーカイブス2020-2022: Vol. 2「増殖するサブジャンル、模倣、ゲーム音楽」

 コロナ禍の2020年以降、Vaporwaveシーンはどのように変容していったのか——〈Local Visions〉主宰のsute_aca氏を迎えてお送りする短期連載の2回目は、Vaporwaveから新しく派生したサブジャンルと、ゲーム音楽との関係についてお送りします(連載第1回はこちら)。 *  *  * Dreampunk、Barber Beats、Slushwave、Dreamtone……“模倣”がつくる新たなシーン ΔKTR コロナ禍の自粛期間中にVaporwa

DSPsで聴けないヒップホップ/R&B作品15選+α

すっかり浸透したApple MusicやSpotifyなどの各種サブスクリプション型ストリーミングサービス(以下DSPs)。新譜はもちろん旧譜も聴ききれないほど並んでいますが、そんな中でも未だに聴けない作品はやはり多くあります。 購入・ダウンロードすれば良いとは思いますが、プレイリストを作る楽しさやレコメンのしやすさなど、DSPsならではの良さも多くあります。DSPs解禁が振り返りの良い機会にもなることもあり、(還元率などの問題はあるものの)DSPsで解禁されることは基本的

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