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不安・緊張・ストレスに負けない!仏足石に学ぶ悟った人の立ち方

「 不安や緊張、ストレスを感じやすいと悩んでいる人が、
立ち方を変えるだけで、呼吸が深まり穏やかな心を取り戻せる」

ことをお伝えしようと思います。

仏足石ってご存知ですか?
仏の足の石で、仏足石。
仏足石というのは、漢字が示すとおり、
悟りを開いたお釈迦様の足のあとを彫った石です。
足の裏をかたどったなかに月や花、魚のようなシンボルが描かれています。

奈良薬師寺の日本最古の仏足石(国宝)のパンフレットから

仏足石に描かれた、悟った人の立ち方を真似れば、
一瞬で姿勢が変わり、
息が吸いやすくなり、
視野が広がり、
穏やかな心を取り戻せる
ということを、体験を踏まえてお話します。
「一瞬で悟りたい」という方も、ぜひ最後までご覧ください。

忙しい毎日のなかで、こんな悩みはありませんか?

  • 「このままでいいのかなぁ…将来が不安だ」
    という漠然とした不安感。

  • 「これから大勢の前で話さなければならない。
    あぁ、緊張してきた。どきどきが止まらない…」
    という緊張しぃ。

  • 「あぁ、やることが多すぎる…」

  • 「プレッシャーが強いと、お腹にくる、肌が荒れる」

  • 「やっと、眠れると思ったら、体がガチガチ。全然、リラックスできない」
    と、ストレスがなかなか解消できない。

  • 休みたくても、体も心も安まらない。

ところで、こんなふうに、不安や緊張、ストレスを感じているとき、
人はどんな立ち方をしていると思いますか?

個人差はあれど、前のめりに立っていることが多いのではないでしょうか?
私は、不安で仕方がないとき、
足の指で地面をつかむように踏ん張っていることに、ある時気がつきました。
ヨガのポーズが速攻でできるようになるアーサナ最速攻略塾の慎吾先生から学んだことの一つに、こんなことがあります。

足の指は、バランスが崩れてこけそうになって、
「あっ、危ない!」となったときに初めて使われます。
つまり、前のめりに立っているだけで、
脳に「危ない!」という信号を送っているということになります。

緊張・不安・ストレスを感じているときほど、足の指に力が入り、
そうすると、脳は危険信号だと受け取り、
ますます、緊張・不安・ストレスが高まる。
さらに足の指に力が入る。
もう悪循環のループから抜けられません。

そこで、悟って落ち着いた心になった釈迦の足を参考にしようという訳です。

そもそも「悟り」って簡単に悟りって簡単にできるものなの?って思われましたか?

では、一緒にやってみましょう。
これは、日本最古と言われている、753年に作られた
奈良の薬師寺の仏足石を解説したパンフレットです。
実際の仏足石の写真は、こちら。

薬師寺 仏足石のパンフレットから
奈良の薬師寺に日本最古の仏足石がある。仏足石は、お釈迦様の足跡を彫った石です。現在、寺院では仏像を祀ることは当たり前ですが、お釈迦様の滅後から紀元100年頃まではお釈迦様の仏像が作られることはありませんでした。理由は諸説ありますが、悟りを開き人智を超えた存在であるお釈迦様を、 人間が表現することは不可能と考えられていました。人びとは仏像のかわりに、菩提樹や法輪、などお釈迦様にまつわるモチーフを描いてお釈迦様を表現しました。特によく描かれたのがお釈迦様の足跡を描いた仏足跡です。 人びとはそこにお釈迦様が立っておられるとイメージしながら、手を合わせたのです。 薬師寺の仏足石は、側面の銘文より天平勝宝5年(753)に作られたことがわかります。

撮影禁止なので、パンフレットです。
実際の仏足石を見ると、細かい線はかなり細くて見えにくくなっています。
しかし、中央の真ん中の「宝輪」と呼ばれる輪っかは、クッキリとしていて、
まず、目がそこに行きます

次に、目立っているのが、踵のあたりに描かれた
5つの山と雲と太陽の「太陽の円」です。

この絵を見ながら、ご自分の足の裏を感じてください。
真ん中の宝輪と踵の太陽のところに体重を乗せてみてください。

息を吸って吐いてみてください。呼吸しやすくないですか?
ご自分の背中の存在、背中が自分を支えてくれているって感じませんか?

実は、これは新保式ボールウォーキングの新保先生に教えてもらった
バランスポイントの考え方と同じなのです。
バランスポイントとは、
内くるぶしと外くるぶしを繋いだ線のちょうど真ん中です。
踵の骨の少し前、つまり、宝輪と太陽を結んだ線のちょうど真ん中です。

バランスポイント

バランスポイントで立つと、
踵の骨の上に、足首、膝、骨盤というように、
正しい重心で足に乗ることができます。

ストレスを受けると、呼吸が浅くなり、無意識に体の一部にぎゅっと力が入りがちです。そこに、エネルギーが停滞してより動きが悪くなります。ひどくなると、痛みが出ます。
バランスポイントで立つと、体にエネルギーが通ります(姿勢が良くなるので、すぐにわかります)。エネルギーがスッと体に通り、停滞が解消します。

「人間というのは、そもそも、ニュートラルな状態が、悟った状態。それを歪ませるから、悟りから離れてしまう。全部自分でやっているのです」

新保先生に、仏足石の話を聞いていただいたら、「そうですよ」とあまり驚かれませんでした。

バランスポイントで立つ=悟った落ち着いた状態なのです。

新保先生のウォーキングセミナーでは、
バランスポイントで歩く瞑想を教えてもらいます。
ごちゃごちゃ考え事をしないで、無で歩くことが、誰でもできてしまいます。

立ち方だけで? 

体の土台である足首は、構造上、歪みやすいです。
体重をかける位置、重心の取り方によって、すぐに歪んでしまいます。
足首が歪んでいると、その上の、膝、股関節、腰も歪みながら
バランスを取ろうとしてしまいます。
そこで、体のエネルギーの流れが悪い体が出来上がってしまいます。
自律神経のバランスが取りにくくなり、緊張、不安を感じやすくなります。

仏足石とは?

話が変わりますが、
「仏像というのは、悟りを開いた人の体を体現している
そう、教えてくださったのは、動禅トレーナーの彦根由美さんです。
仏足石のことを
『見えないエネルギー 足の使い方 〇〇の関係とは?』
というYouTube動画で話されています。
承諾をいただいたので、動画の説明欄にリンクを乗せておきます。

彦根由美さんに伺いました。

「よく見ると、仏足石の足の周りに線がたくさん描かれています。
仏足石の足の周りに書かれた線の通りにエネルギーを通すと全身の経絡が繋がって丹田が起動する」

これは、仏足石の説明には何も記載されていないので、
彦根さんの解釈だそうですが、確かに線が描かれています。
実際にエネルギーを体に通すことを教えている方が見るれば、
ピンとくるのだと思いました。

私は、興味を持って、
実際に奈良の薬師寺まで見に行きました。
足の周りの線というのは、「線がある」と
思ってみれば簡単に見つかりますが、
かなり薄くなっていて知らないでいくと
存在に気づかないかもしれません。

私は、ウォーキング・インストラクターという訓練を受けたので、
その目で仏足石をみて、ピンときました。
これを最初に見た人は、こう立つだろうなと。
それは、バランスポイントと全く同じでした!

その日の薬師寺は、かなり人が少なくて、
修学旅行のガイドさんが子どもたちに、
「こんなに人が少ないのは珍しいですよ。みなさんラッキーでしたね」
と声をかけているのが聞こえたほどです。
それで、私は、仏足石の前で長い時間過ごすことができました。

宝輪と太陽に体重を乗せると、姿勢も良くなるのですが、
呼吸がグッと深くなります。肩の力が抜けます。
それでも、安定して立っています。
疲れません。目の前がパッと明るくなり

そのとき、出口にかかっていた布が風でふわりと舞い上がり、
青空が目に飛び込んできました。
ふしぎですね!

まとめ

立ち方は、一瞬で変えることができます。
緊張、不安やストレスを感じたら、
呼吸が浅くなっているなと気がついたら、
視野が狭いなと思ったら、
仏足石を思い出して、
バランスポイントに乗るように変えてみてください。

ウォーキング・セミナーを開催します。

新保式ボールウォーキングの
新保泰秀先生に教えていただきます。
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