起業を考えている方には"お金の作り方"のトレーニングをおすすめします
これまでカフェ開業サポートや企業様の集客コンサルなどをしていて、たまに気になることがあります。
それが、世の中には"自分でお金を作る"ことに不慣れな人が多いということです。
この話をブログに起こそうと思ったきっかけは、先月、岐阜のカフェ・アダチ様とお話ししていたとき。
拙著『セミナー・教室運営で月商100万円を超える!: 副業から収入の柱へ! セミナー講師のための集客本』の感想を聞いていた時のことでした。
お金の作り方を知らない人は多い
「舟戸さんの本を読んで、『塾で冷凍ミカンやアイスを売って副業にする』って話が面白かったです」と言われたのです。
確かに、上記の本では、わたしが中学生のころに通っていたとある塾で、アイスや冷凍みかんを生徒に販売し、ちょっとした副業収入を上げていた個人事業主の先生のお話しをしました。
つまり、「"生徒が集まる場"を用意できているのだから、それをほかの収入につなげないのはもったいない」という話をしたんですね。
上記の本では、こういった事例をベースにセミナー×〇〇を組み合わせることで、収益効率を高めていく可能性の話をしています。
〇〇×〇〇は意外と思いつかない?
すると「そういった話も機会があれば、ぜひ起業を考えている方にしてほしい。そういった"ちょっとしたお金を生む方法"が思いつかない方はたくさんいらっしゃるので」といったお話になりました。
正直、このぐらいはお小遣い稼ぎ程度のアイディアであり、めちゃくちゃ大儲けができるようなお話ではありません。
そのため気恥しいですが、そういった話にニーズがあるというのであれば、少しだけお話しをしようかと思った次第です。
"場"と"人"がいればお金は産める
結論から言えば、"場"と"人"がいれば、この世にお金が産めない空間はないと思っています。
たとえば、私の実家は人口3万人のド田舎にある個人商店です。野菜や果物、青果にその他もろもろの生活用品を売っているようなお店。
ターゲット層は近所の高齢者の方や、お店の前を通学路で通る小学生ぐらいで、客層もほとんど変わり映えしません。
でも、残念なことに田舎なので人口は減っていく一方です。
高齢者はなくなりますし、小学生の数も減っています。いつまでも物販一本ではやっていけません。
そんなところで、最近は事業の横展開を広げています。
変わり映えしない田舎でも事業は作れる
例えば、毎日高齢者がくるためマッサージ機を導入しました。しかも、羽田空港においてあるような高級マッサージ器です。
さらに、名古屋のモーニングのようにマッサージチケットも導入。
これによって、高齢者の方の単価、来店頻度が高まっただけでなく、マッサージチケットのプレゼントといった新たなニーズも生み出しました。
また、小学生向けには綿菓子機も導入しました。
これによって、小学生の来店頻度が上がり、駄菓子の売上がアップしただけでなく、親御さんも一緒に来店されるようになりました。
これらのおかげで、人が急激に減りつつある田舎でも、なんとか売り上げはキープ…どころか毎年少しずつ売上アップを重ねることもできています。
"人"と"場"さえあれば、基本的にはお金は作れるのです。
あなたがそのお店の売上を上げるとしたら?
たとえのお話が長くなってしまいましたが、独立を考える方にはこのように、どこかのお店を訪ねたとき「あなたがそのお店の店主だったら、どうやって売上を上げるだろうか?」と考えてほしいです。
そうすると、たいていの方はコンテンツを見直すとか、集客を見直すとか、レイアウトを見直すとか…といった話になります。
もちろん、それは大事。
むしろ、自分が実際にお店を経営する側に立ったら、これを考えない時間はありません。
ただ、起業前の方にはぜひ考える方向を転換してもらって、「このお店で、この客層に対して、どんなサービスを始めたらシナジーが産めるだろうか?」と考えるクセを付けてほしいなと思います。
たとえば、カフェであれば、飲食以外の事業を提案してほしいんですね。
事業の可能性やポテンシャルを一番柔軟に考えられるのは、なんといっても起業前です。
いざ事業が始まってしまうと、なかなかアイディアを膨らませる時間はありません。
起業前こそ、人の店をたくさん見て
「自分のアイディアとここが繋げられないだろうか?」
「これとこれを繋げたら、もっとお客様の満足度が上がって売上を産めないだろうか?」
と自由な発想を持ってもらいたいと思います。
単価は低くても構いません。
私が今経営コンサルやサポートをやっているように、それがいつかきっと財産になる日が来るのではないかなと思います。
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