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【コラム】 ものづくりをレンタルした日

d47 MUSEUMで2021/7/1(木)~9/27(月)開催中の「47 RENTAL STORE —貸し借りから生まれるコミュニケーション型レンタルストアは47都道府県のものづくりが脱皮するきっかけになる展—」。

ものづくりをレンタルできるという、この企画展を訪れた様子をほんの少しお届け。

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たくさんのアイテムが並ぶ、d47 MUSEUM。今回の企画展は、ロフトワークさんとd47MUSEUMさんが共同で立ち上げたプロジェクト「MOLT PROJECT」によるもの。

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鞄や器、照明などの日用品から洗剤やロウソクなどの使い切りの品物まで、さまざまなアイテムの中から選んだものをレンタルできる。レンタル料金や期間はそれぞれで、返却期限までにレビュー(アンケート)と共にアイテムを返却すればOK。

物を買うとき、使うシーンが想像しにくく手が出せないことも多いが、一度レンタルができるとそれも変わってくる。

一度使うことで、手で触ることで、感じることもあるんじゃないかな。

そんなことを思いながら、どれにしようかとトボトボ。

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日本全国からさまざまなアイテムが並ぶ中、使ってみたいなと思った、滋賀の和ろうそく大與「お米のブロックキャンドル」と和歌山の小機屋「まくらカバー」をレンタル。キャンドルは返品不要で、まくらカバーは1週間レンタルとのこと。

お支払い等々を済ませて、お持ち帰り。

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キャンドルは、ゆっくりしたいときや寝るちょっと前に。LEDや蛍光灯のあかりに日々囲まれているが、たまには火のあかりを見るのもいいな、なんて。

風で揺れるゆらめきと影。

手を近づけると感じる火の温度。

キャンドルから遠いところは暗い。

そんな、当たり前すぎることを感じられる。

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そして、まくらカバーはまくらにセット。ニット素材だけど、ごわごわしてなくて触り心地もさらっとしてる。

これまではポリエステル素材のものを使っていて、ツルツルしていたけど、それとは違う質感。色もグレーでベットに馴染む色。まくらは同じでも、カバーを変えればそれだけで違ってくる。

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そんなこんなで、1週間後。

キャンドルは、もう定位置となった棚の中に。まくらカバーは、小さい箱に入れて返却へ。

「レンタル」という形で、一時的にでも使うことができれば、見るだけでは分からない感じ方ができるのかもしれない。


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西野まな
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