ツイッターを戦略的に運用してみた【2週目】 ~共感を集めるツイートを目指す~
普段の業務でグロース領域に携わっているエンジニアがツイッターを戦略的に運用してみたらちゃんと成果が出るのか!?ということで、実際の数値を分析しつつ発信していきたいと思います。
このマガジンは、だいたい土曜日に更新予定です。
以下の記事の実践編(2週目)です。
1週目の記事をお読みになってない方は、そちらを先に読むと、より楽しく読めると思います。
1. 先週の振り返り
先週は、第1回目ということもあり、この連載をする目的や、ツイッターを進めていく上での目的などをお話しさせていただきました。
前回決めた目的をまとめると以下の通りです。
■ アカウントの目的
「影響力向上ツール」として、自身の手札の1つとする。
■ 本連載の目的
業務でグロース領域に携わっており、そこから得た知識やノウハウの実践訓練として、ツイッターアカウントの成長戦略を自分で考え実践し、アウトプットすること。
また、それに合わせて、本連載のゴールも設定しました。
・フォロワー1万人
・週の平均インプレッション数3000回
・週の平均エンゲージメント率5%
ゴールが決まったところで、今後の戦略を決めていく上で大切な、KPIの数値目標を決めました。
・フォロワー獲得数
・平均インプレッション数
・平均エンゲージメント率
前回の終わりに、KGI(ゴール)の設定や、KPIを変更するかもしれないというお話をさせていただきましたが、現時点では、継続してこの数値を追っていこうと考えています。
2. KPIの数値目標の最適化
前回、決定したKPIの数値目標は以下の通りです。
この1週間色々と考えてみて、KPIの最適化を行っていくことにしました。
それが、サブKPIの設定です。
サブKPIとは、
KPIの数値目標を達成するために追うための、KPIのためのKPIです。
設定する項目は以下の通りです。
■ フォロワー獲得数のサブKPI
・ユーザープロフィールクリックからのフォロー率
■ 平均インプレッション数のサブKPI
・リンク無しツイートの平均インプレッション数
この2つです。
それぞれ、新しく決めた理由としては以下の通りです。
■ ユーザープロフィールクリックからのフォロー率
ユーザープロフィールクリックからのフォロー率に関しては、フォロワーを伸ばしていくツールとして、私が保持している1番の武器が、ツイートであるという点を考えました。
そのツイートで興味を持って貰えて、プロフィールをクリックして貰えたにも関わらず、フォローしなかったということは、ツイッターのプロフィールやアイコン画像、固定ツイートに改善の余地があるということになります。
この数値を追っていくことで、フォロワー獲得のために「何が足りないのかを」分析し、改善することができます。また、私のどんなツイートに興味を持って貰えて、どんな人がフォローするのかを検証することで、今後ツイートしていく内容の修正も可能となります。
今回は設定しませんが、フォロワー獲得のサブKPIとして、ユーザープロフィールクリックからのフォロー率以外にも、Noteの流入からのフォロー率、他のソーシャルメディアからの流入とフォロー率なども設定できるかなと思います。
■ リンク無しツイートの平均インプレッション数
リンク無しツイートは、引用RTや記事を伴わないツイートとなります。
なぜこれを設定するかというと、
現在私は、インプレッション数を向上させるために、積極的に引用RT等を行っていますが、全体の平均インプレッション数が、それらのツイートのインプレッション数に依存してしまっているからです。
これは、初期段階では有効ですが将来の成長を見ていくなら自分が持っている数値も同時に把握する必要があると考えたわけです。
「この人のツイートに対する意見だから見てみよう」とかで数値が跳ねていくということですね。
まとめると、サブKPIでわかるのは、「私個人の力で稼げるインプレッション数」で、この数値は、影響力向上の観点からも、とても重要ということになります。
今回決めたこれらのサブKPIは活用については、
新たに目標をたてて進めいくということはしません。
要するに、KPIを分析するための実績値ベースの数値として、より感度の高い数値として追っていくということですね。
今回、これらのことを決めた上で、KPIの数値目標も少し修正しました。
修正後の目標は以下の通りです。
実績の確認と分析
それでは実績を確認していきます。
実績を確認する前に1つ悲しい事件がありました。
それは、Twitterアナリティクスの、オーディエンスインサイト機能が2020/1/31で削除されてしまったようです。
ここで、フォロワー数の遷移確認等をするはずだったのですが、確認できず、代替サービスを探したのですが、過去のフォロワー数の遷移が確認できるサービスが見つからりませんでした。
以前の記事を書いた際に、とりあえず登録しておいた、SocialDogというサービスで、一応確認できたので、今回はその数値を使っていこうと思います。
なぜかSocialDogのフォロワー獲得数と、私が目視で確認したフォロワー獲得数が一致しないので、参考程度に見ていただければと思います。
ひとまず、KPIの表に実績を埋めていきます。
■ フォロワー獲得数
前週:95人(合計:95人)
今週:151人(合計:246人)
獲得数ベースで56人 UP
成長率:158%
■ 平均インプレッション数
前週:533回
今週:1145回
612回 UP
成長率:214%
■ 平均エンゲージメント率
前週:4.9%
今週:1.5%
3.4% DOWN
成長率;30%
となりました。
フォロワー獲得数と、インプレッション数は、目標を大幅に上回り、その分、エンゲージメント率は下がってしまいました。
総評としては、先週の施策としてして実施した、
・引き続き引用RTなどをして、インプレッション数を伸ばす
・ツイートのクォリティーを今のまま維持する
の引用RT数によるインプレッションの向上はうまく刺さったと捉えることができると思います。
フォロワー獲得が伸びているのは、最初から継続して行っている、
・ターゲットとなるキーワードで検索して「いいね」をつける
がうまく刺さっているという印象です。
一番大切なのは、下がってしまったエンゲージメント率の分析です。
このグラフは、私がツイッターアカウントを作成した、2020/1/17から現在までのエンゲージメント率です。
実際の数値を見てもらえればわかると思うんですが、ツイッターを初めた当初のエンゲージメント率が、13%、18%となっており、ツイートが少なかったことに加え、インプレッション数が極端に少なかったことから、数値がぶれてしまったことが原因だと考えています。
それ以外は安定して0.9%〜2%くらいを遷移しており、この最初の数値を分析に入れるのは危険だという判断から、今回の数値目標も修正しています。
よって、今回の1.5%が現実的な数値と捉え、今後も進めていく予定です。
参考程度に、それぞれのツールでグラフ化されているものも共有します。
フォロワー獲得数やインプレッション数が1/27だけ全体的に高い数値になっていることがわかります。
それは、以下のツイートがプチバズしたからです。
誰かの引用RTや、リンク付き以外のツイートの平均のインプレッション数が、大体、200〜300前後なのですが、上記のツイートは、リンク付きでツイートせずに4300インプレッションと、かなり高い数字を取れていることがわかります。それに加え、エンゲージメント率が5.7%はかなり驚異的です。
引用RTだと、KENTAさんのツイートを引用して、1番多く反応をもらったのが、以下のツイートです。
かなり反応をもらえたにも関わらず、エンゲージメント率は1.0%です。
やはり、人の意見を用いた発信は、引用元の数値ありきなところがあるので、自分発信でのツイートで、誰かに共感してもらうというのがとても大切だということがわかります。
次週の目標達成に向けての施策を考える
当然、一週間あるわけですから、日々の中で気づいたことや、実験を日々の中で繰り返していました。
そこから見えてきた内容を、それぞれの施策ごとに共有します。
■ フォロワー獲得数
現状でも、「いいね」をつけて回ったことで、フォローして貰える割合は圧倒的に多いです。
ここからわかるのは、まだ私のことを知ってくれていない人は多くいて、プロフィール画面まで来てくれればある程度フォローして貰えることは多いということです。
現状の目標を達成する上で、プロフィールの質やアイコンの質、固定ツイートの質、長時間呟かない時間に一番上にくるツイートを何にするのか等、今の状態で十分戦えているということがわかります。
■ インプレッション数とエンゲージメント率
まずは引用RTについてですが、私は、同じジャンルのインフルエンサーとなるポジションの人で、引用RTをするとリツイートをしてくれるであろう人をフォローしています。
実際に引用RTをすると、リツイートして貰えることも多いので、そういう人をもっと多く見つけていく、これにより自分を多くの人に知って貰い、質の良いツイートをいっぱいしているんだと、知ってもらう切っ掛け作りをしていくことが重要だと感じています。
それと並行して、そこからの流入に対して、実際にフォローして貰えるようにすることも、フォロワー獲得の鍵となりますね。
次に個人ツイートですが、インプレッション数を伸ばすには「いいね」や「リツイート」をしてもらうのが1番効果的です。ツイートを分析してわかるのは、どれだけ「共感して貰えるか」だということです。
日々の時間の流れに寄り添ったツイートを心掛け、あまり硬くならずに、人間味をある程度出すことで、共感力が増します。この辺りに気をつけてツイートをしていくと、少しづつ、エンゲージして貰える可能性も高まるかなと思います。
もう一つは、リプレイの重要性です。
私は、普段のツイートが結構硬いので、リプライ上ではかなり砕けた感じで対応し、より近くで自分を感じて貰えるようにするといいのではないかと感じました。合わせて、自分から他人のツイートにリプライしていくというのも有効だと思いますが、現状、多くのツイートを見て、リプライしていくというのは自分のリソース上難しいので、これはできる限りする程度にしていこうと思っています。
これらの分析を元に来週以降実施する施策は以下の通りです。
・引き続き、キーワードで自分と合いそうな人のツイートに「いいね」をしていく
・引き続き、引用RTをしていき、リツイートして貰えるように質を高める。また、引用RTする人を増やしていく
・時間帯に合わせたツイートを心掛ける
・ツイートのテーマを共感を得やすいと思ったテーマでするように意識する
・絵文字等を使って、読みやすく共感しやすいツイート構成を目指す
・リプライは、全て返信する。返信はなるべく砕けた対応とする
とりあえず、この5個で、来週一週間乗り切っていこうと思います。
最後に
先週の記事は、結構反響があり、とても嬉しかったです。
いいねやスキ、リツイート等をしてくださった方、ありがとうございます。
この記事を執筆にも、4時間くらい掛かっていて、ちょっと心が折れそうにもなりましたが、来週以降もこのクォリティーを維持していけるようにしていくので、今後も読んでいただけると嬉しいです。
ツイッターのフォロワーの方も14日で、250名を突破し、だいぶいろいろな反響を貰えるようにもなったので、とても楽しく発信できています。ありがとうございます。
まだまだ、分析も甘く、粗も目立つと思いますが、少しでも参考になれば幸いです。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
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