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読書 「世界の一流は「雑談」で何を話しているのか」

 みなさん、普段の雑談でどのようなことを話されていますか。

 本書では日本やアメリカ、ヨーロッパでの雑談に対する姿勢の違いが書かれており、興味深い内容となっています。
 また著者はポーランドの方なのですが、日本語はフレーズ(「お元気ですか?」「元気です」など)が決まっているので覚えやすい言語であるそうです(文法の違いなどから逆に覚え辛いという認識でした)。

 以下は本書を読んで、特に共感した事柄を記載しています(数が多いですが)。

自分の頭で考えて、自分の意見を持ち、それを表現することに慣れていない
自己開示のまえに「自己認識」する必要がある
雑談には「プライベートでの雑談」と「ビジネスでの雑談」の2種類がある
一流は「その人」に特化した雑談をしている
雑談を通じて「ラポール」を作る(信用、信頼、尊敬)
雑談を学びの場と考え、お互いの人生を豊かにするための知識や情報を「やりとり」する時間
立場の異なる社員が、自由に意見を言い合えるような環境作り
相手が複数の雑談では、最も立場が弱い人を立てる
興味と好奇心を持って、相手に意識を集中する相手を喜ばせることより、本質的な雑談を目指す
教養は時間がかかるが「質問力」は短時間で身につく
ビジネスの場で収入の話をしない(世界共通)
雑談に必要なのは「好奇心」「知識」「経験」の3要素

世界の一流は「雑談」で何を話しているのか より抜粋、まとめ

 最近は会社での1 on 1 Meetingが増えてきているようですが、経営者や部下を抱える管理職についてる方、人事の方、どのような雑談をすればいいのかわからない方など、幅広くお薦めできる本かと思います。

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下記は、発行元の会社HPから目次を抜粋しましたが、細かく書かれており長いですね。

第1章 ここが違う! 「世界」の雑談と「日本」の雑談
日本の雑談には「定番のフレーズ」が多い
一流は「その人」に特化した雑談をしている
日本人が「自己開示」に慣れていない理由
自己開示の前に「自己認識」する必要がある
なぜ日本のビジネスマンは雑談が苦手なのか?
雑談を通じて「ラポール」を作る
ひとつの質問だけで、多くの情報が得られる
目の前の相手に対して「無条件の肯定的関心」を持つ
日本は世界に類がない「ハイコンテクスト社会」
ビジネスの雑談は「BtoB」ではなく「CtoC」
欧米の一流は周到な「準備」をして雑談に臨む
日本のビジネスマンの50%は「事前準備」をしていない
一流が雑談に求めているのは「リベラルアーツ」
「グローバル」な視点と「トランスナショナル」な考え方
「何のために相手に会うのか?」を見つめ直す
「出たとこ勝負」の雑談をしても勝ち目はない
相手の表情やその日の様子を確認しない人が多い
「トランザクション文化」と「リレーション文化」
無意味な雑談によって失う「3つ」のもの

第2章 グーグルの強さの秘密を知る! 強いチームをつくる「社内雑談力」の極意
「社内コミュニケーション」は転換期を迎えている
上司の指示や意見は「絶対」と考えられていた
Part1 グーグルは雑談とどう向き合っているのか?
社員が自分の意見を経営陣にぶつける機会が用意されている
意図的に雑談の機会を作るオフィス設計
2000人以上の部下の名前を覚えた人事のトップ
マネジャーとメンバーは上司と部下の関係ではない
誰とでも気軽に「1on1」ミーティングができる文化
グーグルの躍進を支える原動力は「風通し」の良さ
Part2 なぜ「社内の雑談」が重要なのか?
「雑談をするチームは生産性が高い」というエビデンス
職場の雑談には7つの「相乗効果」がある
雑談の不在は人間関係の悪化を招きやすい
笑い声が聞こえない会社には何らかの問題がある
雑談によって周囲の「バイアス」を低減する
働く女性が新たに直面している「慈悲的性差別」
Part3 マネジャー(上司)に求められる雑談とは?
部下の状況を確認しながら、成果につながる会話をする
サポートができなければ、話に耳を傾けるだけでもいい
「1on1」ミーティングは雑談だけで事足りる
「キャリア・カンバセーション」も雑談で対応できる
明確な目的を持って、日常的に雑談をする習慣を作る
マネジャーはもっと自分の「弱み」を開示していい
若手マネジャーも下の世代に悩んでいる
「マイクロマネジメント」よりも雑談を心がける
Part4 メンバー(部下)に必要な雑談とは?
日本企業の管理職は大半が「プレイング・マネジャー」
「マネジャーをマネジメントする」という視点
「オーバーコミュニケーション」を意識する
仮説を立てて「上司は何を求めているのか?」を考える
雑談を商品の「マーケット・リサーチ」に活用する
雑談を「リサーチ」に活用する際の注意点
一流は「不平」や「不満」とどう向き合っているのか?

第3章 どうすれば結果が出せるのか? 武器としてのビジネスの雑談
雑談の最初のミッションは「確認作業」をすること
雑談で相手企業の「意思決定」の流れを確認する
雑談を通じて「ライフタイムバリュー」を高める
ビジネスの雑談には4つの「目的」がある
日本のビジネスマンは相手と「上下関係」を作ってしまう
ビジネスの相手と「対等」な関係を作るためのアプローチ
興味と好奇心を持って、相手に意識を集中する
相手を喜ばせることより、本質的な雑談を目指す
異業種の相手には「サイクル→トレンド→パターン」を聞く
エグゼクティブは雑談で「スクリーニング」している
自分に興味を持っている相手には好意を示す
教養は時間がかかるが「質問力」は短時間で身につく
「聞きにくいこと」を質問する時に便利なフレーズ
相手が答えやすい状況を考えて意図的に情報を集める
複数で相手と雑談する時は「役割分担」を決めておく
相手が複数の雑談では、最も立場が弱い人を立てる
雑談を武器として活用するための「3つ」の心構え

第4章 何を話すべきではないのか? こんな雑談は危ない! 6つのNGポイント

「何を聞かない方がいいか?」を合理的に判断する
「こんな雑談は危ない!」という視点を持つ
雑談のNG01 相手のプライベートに、いきなり踏み込まない
雑談のNG02 「ファクト」ベースの質問は意外に危険
雑談のNG03 ビジネスの場で「収入」の話はしない
雑談のNG04 「シチュエーション」を考えた雑談を心がける
雑談のNG05 「宗教」の話は無理に避ける必要はない
雑談のNG06 「下ネタ」で距離感が縮まることはない
あえて「雑談をしない」という選択肢もある
おわりに リモートワークの増加が雑談の重要性を浮き彫りにした

クロスメディア・パブリッシング HPより抜粋 http://book.cm-marketing.jp/books/9784295408109/


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