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クラシック 記事まとめ

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クラシックの楽曲・作曲家などについて書かれた記事をまとめていく公式マガジンです!主にハッシュタグ「#クラシック」が付けられている記事を自動で追加し、紹介していきます。
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2021年11月の記事一覧

ロンドン、サウスバンクで食べ歩き+コンサート

サウスバンクセンター・ストリートフードマーケット日曜はいつものサウスバンクセンター。ロンドンのウォータールー駅とテムズ川の間にある文化施設を集めたエリアです。 コンサートがあるので、それより少し早めにサウスバンク入り。広場でやってる、ストリートフードマーケットで食べ歩き。各国料理のベンダーが集まっていて、今まで何箇所かためしたけど、全て美味しくてハズレがない。 サウスバンクセンター・ウィンターマーケットその後、テムズ川沿いエリアに行って、ウィンターマーケット。ロンドンアイ

11月乗り切りました💪

みなさまこんにちは。もう今年も残すところあと1ヶ月となりましたが、いかがお過ごしでしょうか? 11月は演奏会シーズンということもあり緊張する本番が連続していたのですが、ようやく今日少しだけ落ち着く時間を過ごしています。 今月は自分のオーケストラの活動から少し飛び出して、室内楽やオーケストラで昔から知っている方々と共演する機会が多くあり、普段とはまた違った形で楽しく有意義な時間を過ごすことが出来ました。こうして人と関わる機会が戻ってきたことに喜びを感じますし、少しだけコロナ

楽譜のお勉強【39】アレクサンドル・グラズノフ『5つのノヴェレッテ』

アレクサンドル・グラズノフ(Alexander Glazunov, 1865-1936)はロシア五人組(バラキレフ、ボロディン、キュイ、ムソルグスキー、リムスキー=コルサコフの5人の作曲家)で指導的立場にあったバラキレフに若くして才能を認められ、リムスキー=コルサコフからも高く評価されたことで神童として早くから活躍を始めます。国際的にも活躍し、ペテルブルクを中心としたロシア民族主義とモスクワを中心とした国際主義のどちらからも評価を受けるようになりました。今日では8曲の交響曲(

リサイタル終演のご報告

11/22、王子ホールでの「渡邉公威テノールリサイタル」、無事終演致しました。 当日は、雨模様の中、沢山のお客様にお越し頂きました。 誠にありがとうございました。 また、スタッフの皆様には大変お世話になりました。 どうもありがとうございました。 さて、今回のプログラムは下記の通りです。 薔薇(F.P.トスティ) 夢の時(F.P.トスティ) アブルッツォのギターの調べ(F.P.トスティ) 夢に来ませ(F.リスト) 《ペトラルカの3つのソネット》(F.リスト)  「平和が見つ

一隅を照らすシリーズ♯3・・・「この曲」の「この楽器」に注目してみよう!〜「ペトルーシュカ」の隠れた主役!トランペットは「ハードスケジュールのスター」なのだ!(後編)

新日本フィルnoteではダントツの情報量「岡田友弘《オトの楽園》」。《たまに指揮者》の岡田友弘が新日本フィルの定期に絡めたり絡めなかったりしながら「広く浅い内容・読み応えだけを追求」をモットーにお送りしております。今回と次回は「一隅を照らす」シリーズ第三弾!11月27日(トリフォニーシリーズ)、11月29日(サントリーシリーズ)開催の定期演奏会のメインプログラム、ストラヴィンスキーのバレエ音楽「ペトルーシュカ」の影の主役「トランペット」の後編です!これを読んで「ペトルーシュカ

中部フィルメンバーの室内楽コンサート

今日は稲沢市民会館へ行きました。中部フィルメンバーによる室内楽コンサートがありました。国府宮駅から徒歩10分ぐらいです。 国府宮というとはだか祭が有名で来年2月に行われる予定です。567禍で行われるかどうか微妙ですが、無事に開催されることを祈ります。 稲沢市民会館に到着します。名古屋文理大学文化フォーラムというネーミングライツがあります。大ホール、中ホール、小ホールとあります。今回は中ホールで行います。 中ホールは500人ぐらいの座席数のホールで名古屋だと電気文化会館ぐ

6. ポーランドのショパニストたち

【前書き】 前記事【5. ピアノに於けるショパンの競演】では主に、世界最高峰と言われるピアノメーカーの比較をショパンの表現に照らし合わせながら評論を進めて行った。 本記事では「第18回ショパン国際ピアノコンクール」で激しい熱戦を繰り広げた本家、ショパンの出生地・ポーランドの演奏者を3人だけピックアップして、ショパンの霊体から降りて来た霊体評論に私の主観を重ね合わせながら著述を走らせて行く。 (以上 前書きにて。) 「第18回ショパン国際ピアノコンクール」に於けるポーラン

ショパン/ノクターン17番 Op.62-1

ショパンのノクターン17番を、最初に演奏してみたいと思ったきっかけは、2015年のショパン国際ピアノコンクールの生配信でKate Liu氏(第3位・マズルカ賞)の演奏を聴いた時だった。 1846年。ジョルジュ・サンドとの破局が現実のものとなり、ショパンが失意と孤独の中で死を迎えようとしていた頃に作られた作品。 指揮者・ピアニストであるバレンボイム氏が、あるレクチャーにて、

¥300

みんなで一つの演奏会をつくること

ロシアから結婚式のために帰ってきてからロシアに戻れなくなってもう1年半近く経ってしまった。 日本で季節を一周するということ自体があまりに久しぶりで、去年は嬉しかった紅葉を見るとなんだか焦りと虚しさも込み上げてくる。 日本に帰ってきてコロナで演奏活動はほぼ制限されてきたというところが大きい。 ロシアにいた頃は毎日のように公演があってトランペットを休みたいと思うほど毎日レパートリーの勉強に追われて過ごしていた。しかしこの一年はそれが全くなかった。家業である不動産と建築の建築もやり

5. ピアノに於けるショパンの競演

【前書き】 前記事【4. ピアノソロの楽曲から演奏者を読み解く】では私が今回印象に残った各演奏家等をピックアップし、それぞれの表現に深くメスを入れながら各々のショパンの表現についての音楽評論を展開した。中にはすべ辛い音楽評論も展開したが、ここは演奏家として、そして作曲家、比較音楽学の観点からありったけの評論に転じた。 本記事では「第18回ショパン国際ピアノコンクール」で使用された楽器について、Didier Merahが独自の批評を綴って行く。 (以上 前書きにて。) 「第

タンバリンパーティー!

パーティって言うには寂しい絵面だけど!たまに楽器メーカーが箱いっぱいに製品詰めて送ってくるんですね。トライアルボックスって呼んでいるんですが、気に入ったものがあったらそのまま買って、買わなかったものは送り返すという仕組み。 新しい会社がプロモーションの一環として送ったり、国内に取り扱い業者が無い場合にお願いすると送ってくれたり。打楽器専門店なんて見当たらないようなド田舎カントリーに住んでいる身には涙が出るほど有り難いです。 今回は友達のサム君が韓国に新しく出来たタンバリン

一隅を照らすシリーズ♯3・・・「この曲」の「この楽器」に注目してみよう!〜「ペトルーシュカ」の隠れた主役!トランペットは「ハードスケジュールのスター」なのだ!(前編)

1990年の夏だったはずだ。地元のホールに文化庁の巡回公演でオーケストラがやってくるということで、数ヶ月前から僕は胸躍る気持ちでその日を待っていた。19時開演の演奏会、町外れの山の上にある高校での部活動を終え、急いで自転車で会場に向かった。しかしコンサートの一曲目には間に合わず、ロビーで漏れ聞こえてきたオーケストラの音を聴いた。2曲目からは客席で鑑賞、田舎ゆえ滅多に聞くことのできないオーケストラのサウンドに心が高揚したのを今でもはっきり覚えている。 当日のプログラムは、グリ

「イギリスで一番人気のあるクラシック音楽」のTOP1

Ralph Vaughan Williams 12 October 1872 – 26 August 1958 レイフ・ヴォーンウィリアムスについてまとめておこうと思う。(Ralphは普通ラルフと発音されるけど、彼は「レイフ」と発音される。ヴォーンウィリアムスが姓。) ヴォーンウィリアムスは、イギリスの作曲家。日本では、イギリスの作曲家といえば、「惑星」のホルストが有名だけど、欧米ではヴォーンウィリアムスのほうが評価が高い。二人は親友だった。 The Lark Ascen

【挾間美帆】歴史あるデンマーク・ラジオ・ビッグ・バンド(DRBB)との新作を、Edition Recordsからリリース!

©Agnete Schlichtkrull 歴史あるデンマーク・ラジオ・ビッグ・バンド(DRBB)との新作を、Edition Recordsからリリース! Interview&text:佐藤英輔  ニューヨークを拠点とする作編曲家である、挾間美帆の新作が出る。その『イマジナリー・ヴィジョンズ』はこれまで3枚発表している自己ラージ・アンサンブルのm_unitでのものではなく、デンマーク・ラジオ・ビッグ・バンド(DRBB)との録りおろし作。それは、2019年に歴史あるスカ