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【読書】『悩みの多い30歳へ。』キム・ウンジュ(著)
米Googleの首席UXデザイナーであるキム・ウンジュが世界最高の人材たちと働きながら学んだ、自分らしく成功する思考法について書かれた本。
キム・ウンジュは、25年間で10回の転職を経てGoogleにたどり着き、49歳でNo.1デザイナーになった経歴をもつ。そんな自身の経験を踏まえ、キャリアや人間関係などの30代が抱えやすい悩みを具体的に取りあげながら、読者の心に寄り添った言葉でこれからのヒントを示していく。
周りから「飄々としている」と言われるわたしにも悩むことは当然ある。だが、なぜそう言われるのかと考えると、悩む時間が少ないのとそもそもそんな姿を他人に見せないからだろう。根本的には、考えるための材料が不足しているからだというのが前提にある。いったんそれに気づけば、もはやクヨクヨなんてしていられなくなる。
最近では、「自己肯定感」とやらがやたら叫ばれているが、みんななにをそんなに生き急いでいるのだろうか。しかもほとんどの場合、「自分とはなにか」がわかっていないことにそもそも気づいていない。"自分の思う"自己肯定感とやらが、虚像であると気づくには一体どうしたらいいものか。このあたりは一人ひとりが哲学するしかないのだろう。
論語には、「四十にして惑わず」との言葉がある。四十にして惑わなくなるのは、著者のようにそれ以前の人生を真剣に考え生きてきた人だけだ。
私は仕事とプライベートの両方で幸せを感じることが重要だと思います。「仕事がつまらないからプライベートでバランスを取ろう」というのははたして、一生働きながら生きていく私たちの人生に合った方法でしょうか?仕事が楽しいと感じるのはとても重要なことです。そのためには、自分の好きな仕事をしなくてはなりません。