大学に進学して
学習院大学文学部哲学科に正式に入学して1週間が過ぎた。大学生というのは何か不思議な感覚だ。二月前には大学の過去問をひたすら回して、人とも話していなく、ひたすら勉強していたので、むしろ戸惑いの気持ちが強い。
主にTwitterを用いてエンカなどを行い、友人もできた。卓球部やサークルに入会することで先輩や同輩、学習院外の知り合いなどもでき、いわゆる「人脈」は着々と広がっている。履修登録も済み、一年間心待ちにしていた、哲学系の講義が並ぶ時間割に幸福を感じる。図書館も利用し、高校生時代にはとても手を出せなかった高価な書物が無料で借りれるし、蔵書数も圧倒的に多い。「求めよ、されば与えられん」ということだ。
講義は現時点では開講されていないが、とても楽しみだ。正直学習院大学に進学するにあたり、学歴コンプがあるというのは紛れもない事実であるが、現時点でこれだけ、予想だにしない充実した環境を享受できている感覚があるのだから、何にでもなれるのではないかという思いもある。彼女もほしい、メガネの
ここでもう一度、自分の目標についてまとめてみたい。そもそも、自分は大学院に進学し、哲学研究者になり、自分の好きな分野を研究、ゆくゆくは自分の思想を開示するという企てがある。現時点では、国内の有力とされる国立大学大学院に進学し、研究を深めたいという漠然とした思いがある。また、フランス現代思想である、現象学に関連した分野を取り扱いたいと考えており、英米哲学にも少し関心を持っているので、英語とフランス語の語学学習も頑張っていきたいと考えている。興味の幅を狭めて深く沈んでいくことも大事だが、哲学史全体を外観するといった、部分と全体の理解の両輪を回したい。学部生とか関係なく、一学徒として、大学院生が読むような書物を読んだり、学会で発表したりしてみたいと密かに考えている。
とにかく大学生にようやくなれたので、楽しい大学生活を送りたいという気持ちも強いが、あくまで学問を追求しに、大学に進学したので、学業もおろそかにせず、一生に一度の学部4年間を過ごしていきたいと思う。