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下味があるから幸せになれる

料理の下味が食べる幸せ感にとても大切に思わされたお話。

66日ライティングマラソン。41日目。

66日ライラン工程表はこちら


本日のメニュー

鶏のから揚げREDチリソース、イカフライ、麻婆春雨、味噌汁、ごはん、ウスターソース。

週初めなので景気づけに少し多めにチョイスしました。ビジュはそれぞれ平均より上ですばらしく、味覚個体も例によって個々であれば問題ないレベル。さぁ組み合わせるとどうなるのか。

REDスパイスの後ろ盾

REDスパイスとは、タンドリーチキンとメキシコタコスを思わせるトマトベースでスパイスの効いたソースでした。そのため味覚リセッターが必要でしたが、これは味噌汁くんがうまくカバー。

そしてほのかな甘み担当として麻婆春雨くんも適時ヘルプをしてくれました。これにも感謝。

いつも思います。おかず一品とご飯だけとか食べる人いますが、おかずの味覚が失敗だった場合は代えがききませんので、食事的に詰みます(笑)。ですからできるだけ複数品を手元に取っておくほうがいいですね。

で、今回のREDスパイス。劇的にうまいほどではないにせよ、トマトベースでよい味でした。でも酸味ベースなのでやっぱりどこか存在感が弱い。口内で食材と混ざったときも最初はいい香りをしていたけれど、すぐに香りが切れてトマトの酸味だけになってしまい、その酸味も他の味覚にかき消されてREDスパイスの存在自体がなくなってしまう、そんな感じでした。

ところがREDスパイスにとんでもない後ろ盾がいたことに気づかされました。

下味が支えるREDスパイス

実はREDスパイスがかかっていた鶏肉の唐揚げ。この唐揚げの下味が絶妙に素晴らしかった^q^。

もうね~唐揚げとご飯だけで食べても十二分に楽しめる唐揚げでした(なかなか珍しい)。

揚げ物って大抵は衣の味や素材の下味などは薄~くされていて、上にかけるソースとか付け合わせのメニューなどと一緒に食べる想定がされているものが多いけど、今回の鶏の唐揚げは単品で存在感が凄すぎるほど下味が秀逸でした。

で、この下味があるからREDスパイスが活きていた、という感じになってたんですね。これがタイトルの「下味があるから幸せになれる」の意です。下味がなかったら中途半端なREDスパイスに翻弄され、頭の中がぐるぐるの昼ご飯タイムを過ごしていたでしょう。

脇役も完璧だった

鶏の唐揚げはメイラードだったので、これが失敗の時の為にイカフライもメイラード2号として横に添えました。もちろんウスターくんも用意しています。

でも鶏の唐揚げが秀逸な単品だったので、イカフライくんは存在感が少し薄めに^^。それでもウスターくんと仲良しになって学校給食の味覚を再来してくれたし、麻婆春雨がメイラード2品の中を味覚的に取り持ってくれて充実した口内の幸せに貢献してくれたし。

なかなか充実した、ひっさしぶりのお昼ご飯でした。

で、おまけに思った、というか錯覚したのですが、

イカフライにREDスパイスをかけて食べたら「エビチリ」にしか思えないのななぜだろう?という疑問が湧きました(笑)。こればかりはここでは言及できないので、別でまた考えてみようと思います。

さぁ、あしたは何を試そうか。

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