辛いの辛いの飛んでゆけ!
耐えがたくなった味覚を遠くへ飛ばして乗り切るコツのお話。
味覚においても生き抜く(耐えるともいう)必要が出たときに役立つでしょう。
本日のメニュー
黒坦々丼、唐揚げ韓国風。この2つのみ。今日は特にシンプル。
こんなシンプルなメニューで一体何を企んでいるのか?と思われるかもしれません。
今日はこのメニューで試したいことがあって、その実験です。
登場人物は以下。
黒坦々丼より、黒坦々ソース、ごはん。
唐揚げ韓国風より、唐揚げ、韓国風たれ。
濃い~味覚に溺れる
別に濃い味に惹かれていたわけではありません。濃い味がどうしても必要だったのです。濃い味に溺れた中でこそやろうとしていることができるということ。
それは
ある味覚に溺れているとき、そこから抜け出すにはどうしたらいいか?
です。
ある味覚には濃い~味を選びました。濃い~味からはどうやっても逃げられないから(笑)。
はい、自分を追い込みました。退路を断つ感じです(笑)(昼ごはんでやらなくてもいいのにとも思えますが、そこは毎度課している昼ごはんチャレンジなので^^)。
みなさんも経験があるかと思います。嫌いなものを食べないといけなくて、いろんなことを試みながらそれを乗り越えたこと。子供の頃に「残さずたべなさい」「嫌いでも食べなさい」と言われて育った人はほぼ100%この体験をしているはずですね。
黒坦々丼は担々麺の上に乗ってるミンチに黒系の香辛料などをまぜたソースをご飯の上に乗せたもの。唐揚げ韓国風はヤンニョムに似た韓国風タレを絡めた唐揚げです。
どちらのメニューも濃い!非常に濃い味でごはん何杯もいける。そしてその濃い~味で口内が満たされた瞬間から実験をスタートしました。
リセッターが効かない世界
今回の濃い味とは、塩辛さ+ちょいピリ辛 です。が、味覚の分析は今回は意味をなさないのでやめます。代わりに書いておかないといけないのは、今回の味覚にはリセッターは効かないということ。正確に言えば、効くリセッターはあるかもだけど、リセッターさえ用意しなかったということです。
いざ、ゆかん!
塩辛さ+ちょいピリ辛にリセッターなしで戦いを挑みました。
・・・・・・・・・・・・・・・
そして負けました(笑)。瞬殺です。
リセッターが欲しくなりました。特に水分。麦茶なんかがいい。しかしリセッターは断っています。ここでくじけてはいけません。どうすれば塩辛さ+ちょいピリ辛の溺れから逃れられるでしょうか。
ここはもう自分の味覚認識を切り替えるしかありません
口が持つもう一つの味覚認知手段
ご存じですか?口はおいしい・まずいの感覚認知とは違う、もう一つの味覚認知を持っているということを。実はこれに気づけば、どんな味覚を相手にしてもそれに打ち勝つことができます。
それは、食感の認知を味覚に使う こと。
昼ごはんバトルで食感の話題は何度か出していますが、味覚と食感は切り離せないもののようです。味覚だけでもダメだし、食感だけでもダメ。両方が合わさって複雑に絡まって味覚というものを構成していると思われます。
溺れている濃い~味から抜け出す方法、もう少し詳しく書いてみる。
それは塩辛さ+ちょいピリ辛という味覚の感じている状態から、口内に存在する食感へ意識を切り替えること。
食感に意識を切り替えた瞬間に溺れていた濃い~味は(感覚としては)かなり薄まります。
子供のころに怪我して「痛いの痛いのとんでいけ~」としてもらったあの感覚。あれを口内の濃い~味覚に適用するわけですね。これものすごく効きますよ。特に自己暗示が得意な人はなおさら有効な策です。
つまり今回は、辛いの辛いのとんでゆけ! です。
食感←→味覚を行き来して大人な味覚ライフを!
食感への意識の切り替えは嫌いな食べ物を食べるときにも役立ちます。
子供のころは嫌いな食べ物を食べるときはリセッターばかり選んでましたね。水やお茶で流し込んだり、好きなものと一緒に混ぜたり、牛乳と一緒に食べたり。嫌いなものの嫌いな点を何とか打ち消そうとできるものを一生懸命探して選んで、嫌いな食べ物に挑んでいた。
でも食感←→味覚を行き来することができたら、もうリセッターは必要ありません。
誰の前でも、どんなものでも、嫌いなものや逃げたい味覚などから口内を守ってくれる。そしてそれらに打ち勝つことができる。
これは控えめに言って、食のサバイバル技術の極意の一つなのかと思ってます(笑)。
さぁみなさま。自己責任ではありますが^^;、興味を持たれた方はお試しください。
きっと充実した食ライフを堪能できる一歩になることは間違いないと思います。
今回のタイトルを決めたきっかけ
痛いの痛いのとんでゆけ!は誰もが知る言葉です。
私の大好きなnoterさんがこの言葉をとてもうまく使って👇の記事を書かれています。爆笑しながら読めますので、お時間ある人はぜひご覧ください。
ご本人は大変な思いをされたのですが、結果的には笑い飛ばせるようになっておられますので^^、読む側も楽しんで読めること請け合いです。タイトルからしていいですよね~(笑)。
さぁ、あしたは何を試そうか。