社会人になるまで本を全く読まなかった自分が「ほぼ毎日読書」するようになった理由
自分は社会人になるまで本を読んで来なかった。
仕事で文章を書く機会があり、それで必要に迫られて本を読むようになり、今では当時優先順位が上だった映画や漫画やアニメやゲームなどを差し置いて読書が1番の娯楽となった。
というのも、映画ではクリストファーノーラン、漫画では荒木飛呂彦や藤田和日郎、音楽では菅野よう子、ゲームでは河津秋敏——これら自分が好きな作品の作者は、読書を勧めるか明らかに読書から地力を上げてる事が明白だったから、自分もそれに習う事にした。
これは事あるごとに言っているのだが、読書せずともSNSで活字は身近になっているから、それで良いではないか良いではないか(悪代官)。
しかし、それは間違っている。
SNSと読書の違いは明白で、文章量に対する構成力と理解力。
これの有無。
例えるなら——SNSは電車に乗り遅れる時だけ走ってるに過ぎない。しかし読書はランニングやマラソンであり、その時点で基礎体力と持久力と応用力が違う。
SNSの速度と量は膨大ながら、本質的に有効な情報の配分は明らかに本に劣る。
何故なら人生がかかった人達が吟味して書いてるのだから、圧力と質力が違う。
読書をしてればSNSにも対応できるが、SNSやってても読書を出来るとは限らない。
読書は完全に上位互換。
だから自分は読書する。
人生の基礎体力を上げるために。
何より楽しいしね、読書は。
もうすぐ1149頁の了巷説百物語を読み終える。
そしたら次は何を読もう。