脳を素人が探偵する話
ずっとずっと書いてみたかったテーマ。
脳のこと。
義父の介護がはじまりそうになり、お預け状態になってましたが。義父のことでも???と思うことが出て来て…こりゃ、もう記憶あるうちに書いて残しておきたいな…と。
オヤジを在宅介護した際、マダラ認知症となった実母と一時的にダブル介護したことがありました。
当時、明らかに認知症までない人と認知症と診断された人の高齢者の共同生活の難しさをまざまざと感じました。
認知症を患うことで、いろいろな執着が生まれ、症状を家族が理解した時には、体調が悪化していり、生活環境が劣化していたり、はたまた経済環境が破綻していたり。。。
「ボケちゃったんだから仕方ないじゃない」とは簡単には割り切れません。
本人も家族もその周りも正直大変な思いをしました。
で、ま、母方の祖母が認知症だったように記憶がありまして。
当時は、遺伝かなぁなんて思って、私もどうせなるんだろう…と、割り切って介護をしていたのですが。。。
オヤジが他界し、母の姉である叔母に連絡を取り、葬儀でお会いして衝撃をうけたのです。
母より3つ上の叔母です。
背格好も近く、顔の雰囲気もかなり似た印象でした。
が、
母の頭はもうすでにきれいな白髪で、マダラ認知症が発覚してから5年。顔は子供みたいになっていました。
歩行器か人の支えがないと歩けず、何を聞いても「わからない」と言い、考えることをやめてしまったような雰囲気でした。
でも、叔母はと言うと。髪の毛はロマンスグレーで、ちょっと黒髪が勝っていました。
杖はつくものの、自力で歩けます。喪服もきちんと自分で選びぬいて着ていて、ヘアもきれいにセットされていましたし、転倒防止におしゃれなスニーカーを履いて、水分補給の水筒まで用意していました。遠方からの道のりも自分で手配して来ていました。
叔母は、
母を見て、「アンタ!しっかりしいや!なんでこんなことになってんのやぁ。」と叱咤激励しました。母の方はというと、意味がわかったかわかってないのか、罰が悪いのか…適当な返事をし。家族に手を取られされるがままでした。
90歳の母
93歳の叔母
同じ遺伝子から生まれ育ち、
ほぼ似た雰囲気の印象に骨格があって。
90年後に、ここまでの差を見せられてしまいますと、遺伝ではなんとも納得しにくいなぁというのが感想です。
母と叔母、親元を離れてからの約65年ほどの暮らしの中に、認知症になるかならないの秘密があるのではないかなーと思い、叔母に電話でインタビューをしたりもしました。
そこから、脳を探偵したくなりました。
ある方は、認知症になられたお母様が、ちょっと面白いキャラクターになってきたと言われます。ダジャレとか、五七五調で言葉を返されたり、ちょっと面白冴えてたりするんだそうです。
認知症になっても、これまで言わなかったダジャレをいうようになったり、言葉をうまく使った会話ができるとな?
これもまた衝撃的なニュースでした。
私のオヤジも。
4年とちょっと寝たきりの在宅介護でした。
なかなか介護を受け入れられなかったり、家庭環境が落ち着かない時期があり、ひどくせん妄に苦しめられたりしましたが。
少々のお薬の力を借りることや環境が整うことで、睡眠を確保できだすとせん妄は影を潜めて、かなり前向きな在宅介護ライフを勤め上げてくれました。
なかなか天晴れな最後でした。
脳というのは、一体何がどうなってるの?という思いが、介護を通して、私の中でどんどん大きくなってきました。
認知力の低下は皆におきます。
ただの老化です。
これはどんだけお金を積んでも止められません。が、生活していく上で困難な状況が出てきたら、認知症という病名がつきます。
それは、脳が傷ついてしまってるのだから、もう仕方ないことなのかもしれません。
が、そういう不自由な中でも、出来ることと出来ないことの類によっては、進行が止められたり、別の得意なことができるようになるのだとすると…
それを知れば…
認知力が下がろうとも、小さな目標に向かって、残る人生まだまだ生きやすさを求めていけるのかもしれないなぁと思うのです。
脳溢血で片半身不随になった義母。
今、認知症と言われたり、そうでないんじゃない?と言われる透析中の義父。
私の母の何が彼女を白髪にし、金銭を使い果たしたのか?
私の叔母が、なぜ、未だに不動産管理ができ、自炊で1人暮らしを続けていられるのか?
そして、私の祖母。
母は祖母を認知症と話していたし。
叔母は認知症ではなかったと話してくれました。ここには何の違いがあったのか?
そう言った脳のカラクリとか、生活習慣とか、気づいた時に気づいたこと、読んだ本とか…
素人なりに勝手に関連付けて、脳とかを紐解いてみたいと思います。
脳を素人が探偵する話。
書いてかないともう忘れそうなんで😅
2025年から、書いていこうと思います。
テーマやマガジンが乱立気味ですが…
どうぞよろしくお願いします。