ベクトルを足していくことと、人生の進み方
今日も、マニアックです。治療法についての気づきと、それの意味することについて。神経整体をやっているので、神経整体の考え方にはなりますが、ベクトルという捉え方があります。これは、神経整体独特ではなく、神経整体の1つの出元と勝手に私が考えている小波津式と呼ばれるものや、他にも、同じような表現で、「ベクトル」という表現をする治療法はあります。
これは、マッサージも、押して揉んでいれば、必ず入っていますが、セラピストの手から患者さんに触れた時に入る圧と方向を意味しています。
この圧と方向の入れ方で、患者さんの体の反射を出し、その反射を利用して動きを良くしていく、という手技と、現時点では、理解しています。
腱反射もハンマーで腱に圧と方向を加えて、反射を出しています。体の反射は、腱反射とかだけでなく、色んな刺激で反応が出るようなシステムになっているようです。
で、ベクトルを足すことについて。ベクトルを足すとは、今加えている圧と方向はそのままで、別の圧と方向を加えていく。出来れば同時に加えることが良いとされますが、ベクトルを足して、ベクトルは力(圧)と方向なので、足せば足すだけ、増えて、力強くなります。この足すことが難しく、足してるつもりが、最初の圧と方向が消えていて、足せていなかったり、途中で圧と方向が抜けたり、ズレたり、セラピストが力んでしまったりすると、反射が起こらない、ことになります。
逆に、方向と圧が抜けずに、足していけると、自然と反射が起こり、体が動きやすく、楽になっていきます。
関節を動かしている中で、硬い部分があって、そこで、ベクトルを足す必要が出たり、硬い部分に気づくことが必要になります。
これを、私の人生に当てはめるとすると、
圧と方向、人生の目標に向かって進んでいて、何かの障壁にぶつかっても、最初の目標と意識は抜かずに、その障壁に向かって、新しい目標と意志を向け、力まず、行動する、すると、自然と道は開け、さらに進んでいけるのかと。
私のこれまでを振り返ると、ベクトルを加えるよりも、前ベクトルが抜けて、新しいベクトルを出していた印象で、なかなか変化が起きなかったのかな、と、思います。
最初の目標を定めるのも、大事ですが、そこはそこで置いておいて。
今日は、「ベクトルを足すこと」の意味に気づきを得た一日でした。