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仙台名物 セリ鍋を知っているか?【仙台弾丸旅行記 -前編-】

11月は諸事情あり、一眼で写真を撮る機会がほとんどなかった。

なので今月の僕のフォトアルバムは休載とし、代わりにただの旅行記を書こうと思う。

11月は頭に日光にも行ったが、それは別の投稿でも書いているので

それは置いておき、今回は仙台に行った話を書こうと思う。




11月最後の土曜、僕は関空から仙台に飛び立った。
出発時間は14時。
一泊二日の旅のスタートとしてはあまりにも遅い。

そして帰りのフライトは日曜の12時発だ。
あまりにも早い。
トータルで24時間にも満たない弾丸旅行だ。

なぜこんな時間になったかというと、交通費を少しでも安くしようと、ピーチで一番安い時間の便を選択したからだ。
この選択はミスだった。もっと仙台に居たかった。


今回の仙台旅行は、大学のゼミのメンバーと行った。
今年の夏ごろ、ゼミの仲間の一人が仙台に転勤になり、せっかくならみんなで会いに行くかということで今回の旅行が決まったのだ。

卒業して3年経つのにこんなに仲のいいゼミも珍しいだろう。


仙台に着くと、前入り組が車を借りて空港まで迎えに来てくれていた。
時間は15時30分頃。夜ご飯のお店は19時から予約しているので、少し時間がある。

ということで、そのまま蔵王温泉に行くことになった。

蔵王温泉は宮城県と山形県の県境付近にある温泉地で、本来自然豊かで弾丸で行くにはもったいない場所である。
だが今回はしょうがない。とりあえず温泉に入れればそれでよい。

ちなみに前入り組はさっきまで多賀城跡に行っていたらしい。
めちゃくちゃ羨ましい。

蔵王温泉に到着したのは17時ごろ。
店の予約を考えると18時には出発しないといけないので、真っ先に見つかった日帰り浴場に行くことにした。

蔵王温泉は日本有数の強酸性の温泉らしく、風呂の案内には「酸性が強すぎるので水と源泉を6:4で割りました」と書かれていた。
風呂場は脱衣所からもう硫化水素の匂いが充満している。

こんな温泉らしい温泉は久しぶりだったのでテンションが上がるのだが、あいにく僕は肌が弱いので、湯に浸かるとあらゆる箇所がヒリヒリした。
これは肌に良いのか悪いのか分からないが、痛いということは悪いのだろう。長風呂は避けないといけない。

だが、この温泉の景観が僕を長風呂させようとしてくる。
何より良かったのが、露天風呂を形成する岩や庭の木々に雪が積もっていた点だ。
南国育ちの僕にとって雪は見るだけでテンションが上がる。
そんな雪景色の中で入る露天風呂。こんな最高なものはない。

中庭に積もった雪。残念ながらここには出られない。

だが背に腹は替えられない。僕の肌も変えられない。
病院に行くわけにもいかないので、泣く泣く30分ほどで風呂を上がる。
結局時間も18時くらいになり、ちょうどよかった。
女性陣とも合流し、仙台市に向かう。

店に着いたのは結局19時20分ごろだった。
夜から合流する別のメンバーもいたので、先に店に入って始めておいてもらった。

ちなみに、仙台までの車中ではウミガメのスープをみんなでやっていた。
どうやら僕は割と得意なようで、正解にたどり着いた数は最も多かった。
一番気持ちよかった問題を記載しておくので、皆さんも挑戦してみてほしい。
答えは最後に記載しておく。

ある男は、妻と離婚し多額の借金を負った。そして同じ日に雪山で遭難し骨折もした。だが、その日の日付が変わるころには仲間たちと幸福を感じていた。どういう状況だろう。

どうやらベタ問らしい


一件目は「蔵の庄」というお店。仙台在住の子おすすめのお店である。

牛タンなんて今やどこででも食べられるので、仙台で今しか食べられない「セリ鍋」とやらを今回はいただきたく、このお店にしたのだった。

このセリ鍋がめっちゃおいしかった。
セリをセリと認識して食べたのは初めてなのだが、水菜のような香りがありおいしい。
出汁も優しいお味で、日本酒によく合う。
久闊を叙するのにこんな適したシチュエーションはないだろう。

セリ鍋。根も食べるらしい。

このお店はセリ鍋以外のどのメニューもおいしく、東北の日本酒もたくさん置いてあり、ほんとにいい店だった。
これだけでも仙台を満喫できた観がある。


2件目を探すも6人ですぐに入れる店がなかなか見つからず、結局餃子の大衆居酒屋に入った。
仙台らしさはないが、結局こういうがやがやした店で仲間と飲む酒が一番楽しいのである。


四方山話に花が咲き、酒もいい感じに回ってきた頃、明日も早いので一旦解散し、ホテルに向かう。
僕のフライト時間が早いばっかりに、次の日は8時30分に集合して観光することになっていたのだ。

ホテルは国分町の風俗街のど真ん中にあるホテル。
大浴場とサウナ付きということで選んだが、サウナに入る時間などなかった。(ちなみに見た感じ割としょぼかった)

1時には寝て、次の日に備える。


というわけで、思ったより長くなってしまったので、二日目は後編で!


〈次回予告〉
どうしよう!僕の帰りの飛行機が12時発のせいで二日目に行ける場所も限られちゃう!
遠い場所だと滞在時間短すぎるし、有名な場所も渋滞に巻き込まれたら一巻の終わりよ!
このままだとどこにも行けずに終わっちゃうわ!
僕の仙台旅行はどうなっちゃうの?

次回!『松島や! あぁ松島や。松島や…』
noteスタンバイ☆



P.S.
ウミガメのスープの答えを貼っておきます。

男は仲間と人生ゲームをしていた。
止まったマスで離婚したり雪山で遭難したりしたが、日付が変わる頃まで仲間と一緒にゲームをして楽しんだことに幸福感を感じていたのだった。




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