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映画『シックス・センス』(1999年)のザックリとしたあらすじと見どころ

映画タイトル:シックス・センス
原題:The Sixth Sense
製作年:1999年 アメリカ
監督:M・ナイト・シャマラン

映画『シックス・センス』は、

「大どんでん返し系映画」では必ずランクインするミステリー映画です。
もはや説明不要。運良くまだ結末を知らない方はそのままで。もし知っている方でも見る価値ありの1本です。

キャスト

・ブルース・ウィリス(マルコム・クロウ)
小児精神科医

・ハーレイ・ジョエル・オスメント(コール・シアー)
死者が見えてしまい少年

・オリヴィア・ウィリアムズ(アンナ・クロウ)
マルコムの妻

・トニ・コレット(リン・シアー)
コールの母

・ドニー・ウォルバーグ(ヴィンセント・グレイ)
マルコムのかつての患者

映画『シックス・センス』の見どころと感想

子どもの心の病を専門とする小児科医のマルコム。以前担当したヴィンセントという青年を救えなかったこと、そして妻アンナとの冷えた関係に心を痛めていました。

そんなマルコムが新たに担当することになった8歳の少年コール。

マルコムに対し心を開いたコールは「僕には死んだ人が見える」という秘密を告白します。

そしてー。

評)大どんでん返しだけじゃない オチを知っていても見どころありの傑作

ストーリーはここまで。このレビューを書いている2023年現在ではオチも有名な映画ではありますが、冒頭のブルース・ウィリスからのお知らせ「この映画にはある秘密があります。まだ映画を見ていない人には、決して話さないで下さい」に従ってネタバレ禁でまいります。

見どころは、その後のシャマラン監督作品にも通底する”死”に関する世界観。「死んだ人が見える」ことを単なるホラーにとどめることなく、存在論的な哲学や精神世界に見る人の意識を広げていく。これが、たとえオチを知っていても、いや、むしろそのオチがもたらす”救い”を求めて何度も見てしまうゆえんでしょう。

シャマランのおなじみとなったラストのネタバレもやり過ぎることなく丁度いい。天才子役として名をはせたハーレイ・ジョエル・オスメントの貢献度は言うまでもなく、全編にクラシカルな雰囲気を印象付けるオリヴィア・ウィリアムズ(妻アンナ)も好感。

そしてブルース・ウィリスっすよ。2022年に失語症(のちに認知症も発表)によって引退を発表したウィリス。

そのことをふまえてこの映画を見ると一層泣けてきて、シャマランはこれを超える映画は作れないんじゃないかな、なんてことまで思ってしまう名作『シックス・センス』

単なる大どんでん返しだけじゃない、奇跡の軌跡をご確認ください。

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