【神田カレースタンプラリー(16)】インド・アジアン料理 プルナ (PURNA)
2024年9月末
派遣で働き始めて約2ヶ月が経とうとしている。
といっても、8月は半分くらいお盆休みで、9月も祝日が多く、そもそも週3しか働いていないので、出勤回数は数えるほど。あまり慣れた感じはしない。
まだまだ会社にとってはお客さんのようなものだろう。
それでも1日1日、なにかしら積み上げていると信じていられるのは、神田カレースタンプラリーのお陰である。
カレースタンプラリーがなかったら、私はおそらくもっと劇的に病んでいたと思う。
世の中の人はよくカレースタンプラリーなしで働けると思う。
みんなにとってのカレースタンプラリーのような存在が、何かあるなら教えてほしい。
この日も昼になった途端オフィスから一番に出ていく派遣社員がいた。私だ。
なにがなんでも、やることがあっても、昼休みは昼休み。時間になったらとにかく離脱する。ただそれだけのことが、そういえば前はできなかった。
キリのいいところまで作業をやろうとしたり、周りの人が動き出すのを待って最初の1人になるのを避けたりしていた。
あの頃を思うと、今はなんと清々しいのだろう。
過去を振り返っていたら小川町の交差点まではすぐだ。
今日のランチのお店は、「インド・アジアン料理プルナ (PURNA)」。
今日は無性にナンの気分。それでこのお店を選んだ。
お店は2階にある。
階段を上ってドアを開けると、正解の気配がした。
薄暗いのに暗い感じはしない、私の好きな雰囲気のお店。
席はたくさんあって、お客さんはポツポツ。これは穴場だ。
壁側の席に案内されると、頭の上のテレビで『虎に翼』が流れている。
注文は「2種カレーセット」にした。
カレーはバターチキンと日替わり(この日はナスのカレー)をチョイス。
ハート柄に織られたテーブルクロスを眺めていると、なんだか実家みたいに落ち着く。
来ました待望のナン!!!大きい。
サラダから食べ始めなければならい呪いを今だけ解いて、焼きたてのナンをまずひとちぎり。
うぉいしい。ありがとう…ありがとう…
自然と感謝が溢れてくる。
バターチキンと日替わりのナスのカレーはそれぞれ違うタイプの味で、なかなか良い組み合わせだった。
お隣のマダムたちは、ナンが大きすぎるようで、持参した袋に半分ほど入れて持ち帰るようだった。慣れた手つき。常連さんだ。
ナンが半分以下になった頃合いで、マンゴーラッシーが運ばれてきた。
セットのドリンクの選択肢に、ラッシーのみならずマンゴーラッシーまで与えてくださる慈悲深さ。
マンゴーラッシーを飲みながら、スマホを触る。
なにかの拍子に目についた「しいたけ占い」を閲覧。毎週月曜日に更新されるらしい。
当たっているとかいないとかは別として、昼休みにこういうちょっとした文章を読む時間が嬉しかったので、これから月曜日は毎週「しいたけ占い」を楽しむことにした。
なんか、別になんでもいいのだ。
仕事もなんでもいいし、息抜きも趣味もなんでもいい。
昼に食べるものも、なんでもいい。
なんでもいい中から、なんでもいいなりに「選んだ」という理由だけで一回楽しんでみるのもアリだよな、と思った。
スタンプとキン肉マンカードをもらい、名残惜しいが店を後にする。
お天気の良い日の小川町交差点はとても気分が良い。
さっきまでわりと心に響いていた「しいたけ占い」の内容をもう一つも覚えていないが、気にせず仕事に戻った。
この日ランチしたお店
インド・アジアン料理 プルナ (PURNA)
🍛神田カレーグランプリ インド・アジアン料理プルナ(PURNA)
【いただいたメニュー】
2種カレーセット 1050円