【神田カレースタンプラリー(14)】千代田区観光協会
※今回カレー食べません。
2024年9月中旬
コツコツと集めたスタンプがついに10個に到達したので、私も「神田カレーバディ賞」の資格を手にした。
「10個集めたらどうなんの?」と昨日友達に問われ、自信満々に「カードが貰える」と答えた私だったがー
千代田区観光案内所「神田カレーバディカード」交換の旅
神田カレーグランプリのサイトを確認すると、「10個のスタンプで公認神田カレーバディ(仲間)賞」がもらえます。今年の神田カレーバディカードは45周年『キン肉マン』コラボデザイン!」と書いてある。
神田カレーバディ賞=カードがもらえる、という認識は合っているようだ。
黄色い枠内には「千代田区観光案内所 神田カレーバディ賞の交換はこちらです。」と書いてある。
千代田区観光案内所(千代田区観光協会内)をGoogleマップで調べてみる。
かなり神保町側っていうか、もうここは九段下。
しかも、開館時間が10時〜18時。
私は10時〜18時半で働いているので、出勤前も退勤後も開いてない。
となると昼に行くしかないが、まあまあ距離がある。
行って帰って昼休みギリギリぐらい。
そこで閃いた。
昼休みに自転車を借りよう。
職場の近くにdocomoバイクシェアの駐輪場(ポート)があるのをうっすら覚えていた。
早速アプリをダウンロード。
動画で借り方・返し方を予習。
30分165円。1分でも超えたら倍かかる。
普通に自転車を漕げば、30分以内に余裕で帰って来れるだろう。
晴れた昼休み、シェアバイクのポートに行き、パンクしてなさそうな自転車を選ぶ。
初めて乗る自転車はハンドルの角度がなんだか慣れなくて怖い。
運動神経には自信がない方なので、恐る恐る漕ぎ出した。
Googleマップは大きくカーブする大通り沿いを行けと勧めてくるが、裏道を直線で行ったほうが早いに決まっていると思い、独断で進む。
段々漕ぐのに慣れて楽しくなってきた。
もうすぐ着くぞ、という時に問題が起きた。
まっすぐ行けると思っていたところに、首都高の下をくぐる道が無い。
Googleマップを確認すると、やっぱり大通りまで出ろと言われる。
やらかした。
こんなに時間をロスしたら、30分以内に戻れなくなる。焦る。
結局Googleマップの言う通りになり、かなり余計に自転車を漕いでやっと着いた!
千代田区観光協会!
しかしまた問題発生。
入り口の前で工事をしていて、警備員みたいな人が立っている。
入り口のところにちょっと自転車停めさせてもらおうと思ったのに。
一応大人なので、警備員さんに駐輪場があるか聞くことにした。
すっごい遠くだったらどうしよう…
すると、建物のすぐ脇に停められると教えてくれた。
良かった。
正しい場所に正しく自転車を停めた大人、警備員さんに会釈し、ついに入り口へ。
中に入ると、見渡す限り無数のポスター、チラシ、パンフレット。
千代田区のありとあらゆる地域情報がここに集約されていたことを知った。
受付ブースがあったので、早速係の人に声をかける。
「すみません、カレースタンプラリーのバディ賞のカードがもらえるのって…」
あれ?
言ってて急に冷静に恥ずかしくなっちゃった。
昼休みに、シェアバイクを借りてまで、ちょっと道に迷ってまで、いい大人がたった1人でカレーバディ(仲間)のカードをもらいに来ちゃったんだけど!ガチなんだけど!
そんなガチの私に、係のお姉さんは優しかった。
そこからの記憶がちょっと無いのだが、気づくと私はスマホの操作を終え、キン肉マンの絵が描かれた「神田カレーバディカード」と、おまけのコリラックマシールを手にしていた。
目的は果たされたのだ。
逃げるようにしてシェアバイクに乗り、風を切って神保町を走る。
帰りはGoogleマップに従ったので、迷わずポートまで辿り着けた。
自転車を停めて返却ボタンを力いっぱい押す。
利用時間は、26分。165円に収まった。
やった…やったんだ…!
コンビニでプロテインココアと胡桃のパンを買って、初めて自分のデスクで昼食をとった。
キン肉マンの「神田カレーバディカード」と、おまけのコリラックマシールを眺めながら。
自分のデスクでお昼を食べている人もたくさんいることにこの日初めて気づいた。
元はと言えば「職場で昼食をとるのがなんか無理」というのが外に出るようになった大きな理由だったはずだが、今日は全然平気だった。
ひょっとして、これが神田カレーバディの力なのか…?!
こうして私はますますカレースタンプラリーにのめり込んでいくのだった。
次回、「神田カレーマイスター編」はじまりはじまり!