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シルバー世代のため平日に近場を歩きまわったりします。写真が趣味ですが、昨今のコロナ禍で…

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シルバー世代のため平日に近場を歩きまわったりします。写真が趣味ですが、昨今のコロナ禍であまり写真を撮りに行けない状況がつづいています。写真のほかエッセイ等も投稿できたらとおもっています。当面は読書感想文かも。

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最近読んだ本の感想「うまくてダメな写真とヘタだけどいい写真」

この本は書評とかでなくnoteでみつけました。 読み終えて、このところ撮影関連でモヤモヤしていたことが、すこしすっきりしたようにおもいます。 自分も写真を趣味としています。風景写真も撮りますが、主にポートレート撮影をしています。 1年以上前から、撮影会が主催しているスタジオに足をはこび、モデルさんと1対1で写真を撮らせてもらっています。 なので、ポートレート撮影をしている人がこの本を読んでの感想ということで書いていきます。 ポートレート撮影を始めたころ それまでに何十年も

    • 国営ひたち海浜公園に行ってきました(2024-10-22)

      ネットをみると、ネモフィラやコキアが見ごろの時期は混みあう(駐車場にはいるだけでも大変)となっていたので、ずっと逡巡していたのですが、今回思い切って行ってきました。 途中、渋滞にまきこまれ、到着したのは13時過ぎ。たしかに園内は混みあっていましたが、平日(火曜日)ということもあり、楽に歩くことができました。 今回は、コキアを見るのが目的なので、西口ゲートからまっすぐ、みはらしエリアへ向かいます。見晴らしの丘がみえてくると上のほうに赤いコキアが見えていますが、ふもとにはコスモス

      • 本の感想「マイナ保険証6つの嘘」

        世の中の評判をニュースなどで見聞きするたび、マイナ保険証を登録するのはやめよう(資格確認書というものが別にもらえるので、なくても診療に支障ないようだし)と思っていました。 ただ、2024/12/2が近づいてきて、実際どうなのかとこの本を手に取ったわけです。 読み進めるうちに、フツフツと怒りがこみ上げてきました。もちろん著者に対してではなく、マイナ保険証を推進してきた、推進している政府に対してです。 まず驚いたのはマイナ保険証のトラブル事例。 ・名前や住所で●が表記される

        • 最近読んだ本の感想「完全シミュレーション台湾侵攻戦争」

          端的にいうと、かなり恐ろしい内容だ。 通常なら付箋紙をつけたり、メモをしながら読み進めるところ、切迫したシミュレーション内容に、それらをせずに読み終えてしまった。 ■両国の主張 最初に両国の主張を確認しておこう。 中国は、台湾は中国の一部であるとする「一つの中国」が国是となっている。 一方台湾は、日本が敗戦により台湾を放棄した時点で台湾は独立を果たしている。したがって独立宣言は不要で、対等の立場で中国との関係を構築していく。 ■日本の立場 外交関係のない日本では大使館に代

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        最近読んだ本の感想「うまくてダメな写真とヘタだけどいい写真」

          最近読んだ本の感想 「在日米軍基地」

          ◆2つの顔 在日米軍基地は、だれもが知っている。けれど、その基地が「2つの顔」を持っていることを明確に認識している人は少ないと思う。 当方も全く知らなかった。国連軍(イギリス、オーストラリア等)が日本に存在するということは、衝撃的だった。 ◆米軍が守ってくれる? 日本がなにか攻撃をうけたら、米軍が守ってくれる、そう考えている人も多いと思う。 だが、読み進めると協定内容からそうなっていないことが分かってくる。NATOとは違う。 米軍基地が攻撃された場合、その周辺をふくめて米軍

          最近読んだ本の感想 「在日米軍基地」

          ポートレート撮影会で嫌な思いをしないために予約前にしておくべきこと

          1年以上前からポートレート撮影会に月に1、2回参加しています。ほとんどのモデルさんとは楽しく撮影させていただき、了解をもらってtwitterにuploadし、わずかでも いいね が付くと写真の良さを認めてもらったと思い喜んでいます。 ここでいうポートレート撮影会は、カメラマンとモデルさんとのマッチングをして、スタジオなどで、モデルさん、カメラマンの1対1人という形で撮影をする、個撮といわれるかたちの撮影会です。 ※いまではXという名前に変更されていますが、説明にそぐわない感じ

          ポートレート撮影会で嫌な思いをしないために予約前にしておくべきこと

          最近読んだ本の感想「犯罪へ至る心理」

          エティエンヌ・ド・グレーフ(1898年10月28日~1961年7月21日)は、日本では無名ですが、精神科医、犯罪学者、作家で活躍し、国際的にはその功績が高く評価されているそうです。 本書の主な構成は  ・精神科医としてのド・グレーフ  ・犯罪学者としてのド・グレーフ  ・作家としてのド・グレーフ となっていますが、犯罪学者としての部分についての感想を書いてみることにします。 1926年にロヴァンジュール精神病院への異動がきまったとき、もう一つの仕事を任されました。それがル

          最近読んだ本の感想「犯罪へ至る心理」

          浜離宮恩賜庭園でのポートレート撮影

          菜の花が30万本植えられていると知って、ポートレート撮影のためでかけてきました。 この庭園は、かなり盛沢山の特徴があるので、Microsoft Copilot(Ai)に問いあわせてみました。簡単に説明すると下記のようになります。 今回の主な撮影テーマ 「風の谷のナウシカ」の名場面をリアルの世界で表現すること 名場面とは、映画の最後に、ナウシカが身を挺してオーム(王蟲)の怒りを抑えたあとオームの触手にすくわれ、たくさんのオームの触手で空中に持ち上げられ、そこをナウシカが歩

          浜離宮恩賜庭園でのポートレート撮影

          最近読んだ本で思うこと「君が手にするはずだった黄金について」

          初めて読む作家さん(小川哲) なお、主人公は一人称で記述されていて、考えていることがそのまま文章になっている。6つの短編のうち2つについて思ったことです。 ・プロローグ  「あなたの人生を円グラフで表現してください。」という問いかけに新鮮さを感じたけれど、結局そこから先の展開はなかった。  満員電車に乗るのが嫌いな消去法で小説家になろうとしているのが主人公。  女友達の父親が話したこと「何があっても、電話口で怒鳴る人間と、猫舌の人間は信用してはいけない」  これで思い出し

          最近読んだ本で思うこと「君が手にするはずだった黄金について」

          モデル撮影でのカメラ設定例等

          ここでいうモデル撮影とは、種々のモデル撮影会でモデルさん、カメラマンが1対1で撮影するスタイルのことです。 noteにもこうしたモデル撮影時のカメラ設定についての記事がたくさんuploadされていますが、約1年モデル撮影をしてきた私個人の設定例ということで書いてみます。(備忘録としても)今後変わっていくかもしれません。 使用カメラはSONYのα7m4です。 今回の設定例は、明るいスタジオでの自然光をつかった撮影を想定しています。 下記について書いてみます。 ・オートフォー

          モデル撮影でのカメラ設定例等

          最近読んだ本の感想「ヒトラーの馬を奪還せよ」

          歴史の事実として、「ヒトラーの馬(闊歩する馬)」は発見されたことが分かっている。 その発見にたずさわった本人が著者なので、そこに至るまでの経緯を知ることができる。重さ1トンもある大きな馬のブロンズ像が長い間、隠されていたのはなぜか。そして今になってなぜ売りにだされたのか。 「刑事コロンボ」というテレビドラマをご存じだろうか。このドラマでは、冒頭で殺人の様子が描かれる。そして殺人課のコロンボが、よれよれのコートを着て、かなり年季のはいったクルマであらわれる。そして数々の証拠

          最近読んだ本の感想「ヒトラーの馬を奪還せよ」

          大塚国際美術館に行ってきました(気になった絵画編)

          今回は個人的に気になった絵画を取り上げます。   1.「エデンの園」(リヴィエール、ヒュー・ゴールドウィン) 女性の表情がたまらない。これまで大変だったけれど、あなたを信頼していますよ、これから希望の生活がはじまるのですね、と言っているよう。男性が二本の傘を持っている。きっと彼女の傘も持っているのだろう。そして女性は両手で男の右手を包み込むように握っている。傘からは雨のしずくがしたたり落ちている。雨は上がったばかりのようだ。 これまでの経験で、女性が両手で包み込むように握

          大塚国際美術館に行ってきました(気になった絵画編)

          大塚国際美術館に行ってきました(名画編)

          何年も前から、いつか行きたいと思っていたのですが、やっと行ってきました。 ここには本物の絵はなくて、陶板美術館です。作成のために権利者に許諾をもらい、オリジナルを撮影した写真を陶板に転写してつくるそうです。なので大きなものは陶板をつなぎ合わせて表現しているので、つなぎ目の線が見えます。でも、そんなことは関係なく、その精緻さ、大きさに感動しまくりでした。 美術館は山のなかにつくられており、入り口から長いエスカレータでのぼっていくとシスティーナ・ホールのあるB3にたどりつきま

          大塚国際美術館に行ってきました(名画編)

          「filmmaker's eye」の感想(写真撮影が楽しくなる)

          写真を撮ることが趣味で、いい写真を撮るために写真の構図の本を何冊か読んできましたが、それらどの本よりもこの本が写真撮影時の考え方に役立つように思いました。 「filmmaker's eye」というタイトルとおり、映画制作者むけの本で、内容はサブタイトルとおりでした。 「映画のシーンに学ぶ構図と撮影術:原則とその破り方」 この本を知ったのは、noteで活躍されている氏家さんがその記事のなかで推薦されていたからです。 ほんの一例ですが、肩越しショット、ミディアムロングショッ

          「filmmaker's eye」の感想(写真撮影が楽しくなる)

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          東京スカイツリー、浅草

          東京スカイツリー、浅草

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          「「集団の思い込み」を打ち砕く技術」の感想

          読み進めるうち、内容の深淵さにコワクなった。 20代のころよんだサマセット・モームの「The Summing Up(要約すると)」以来のことです。 「The Summing Up」は、人生の教訓をこんなに知ってしまっていいのだろうか、と思ったものです。 この本は、社会と密接に結びついている人間の弱さや誤解を具体的事例をまじえ説明している。読後、自分の進むべき道が見えた気がする。 <具体的事例(一部)> ・腎臓移植のための健康な腎臓が10%以上廃棄されいる(自分より前の人

          「「集団の思い込み」を打ち砕く技術」の感想