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三連休おうちシネマ備忘録

 先の三連休、我が家は遠出はせずにゆっくりと過した。なんの予定もなく暇を持て余した小2次男と私は、何か楽しいことをしようと相談し『おうちシネマ』と銘打って3夜連続で夕食後にふたりで映画を観ることにした。

 映画はNetflixで無料公開されている作品から次男が選び、その選択について私はどうこう言わない(作品の年齢レイティングについては除く)ことをルールにした。

 部屋の照明を落として映画館っぽさを演出。みかんや飲み物を用意するのも忘れなかった。

 今回は私たちが『おうちシネマ』で鑑賞した3本の映画について備忘録的なものを書いていこうと思う。

 おすすめ映画レビューというわけではないのでご注意ください(笑)。


①「スティーブ・ジョブズ」

 毎日長時間iPadを操る次男にとって、ジョブズはとにかく天才で尊敬すべき偉人である。普段本をあまり読まない次男も、スティーブ・ジョブズの伝記はすぐに読み終えた。そんな彼なので、ネトフリのサムネにジョブズの文字が見えてすぐにこの作品を選択したのだ。

『スティーブ・ジョブズ』という映画には2013年度版と2015年版があって、今回私たちが観たのは2013年度版。ジョシュア・マイケル・スターン監督が演出、アシュトン・カッチャーがジョブズを演じているものである。

 ジョブズがApple Computerを仲間と創業したものの、取締役たちによって会社から追い出されてしまうまでの過程、そしてその後弱体化したAppleのCEOに返り咲くまでを描いた作品である。痛快なサクセスストーリーというよりも、ジョブズ自身の闇部分にスポットを当てているように感じた。

 会社組織についての用語や大人の事情的なことが次男にとっては難しかったようだが、鑑賞後の感想は「ジョブズやっぱ天才」であった。


②「空母いぶき」

 2日目は漫画家かわぐちかいじ氏原作の『空母いぶき』を鑑賞。もともと飛行機や戦闘機が大好きで、私にiPadの使用を封じられると紙飛行機を作って飛ばし続ける次男(つまりiPadの次に飛行機がスキ)。本作品の「空母」という言葉に引っかかったようで、この作品を選択。

 とにかく俳優陣が豪華で、端役にも主役級の名前が連なる本作。ちょっとずっこけてしまうようなシーンや話があまりに現実離れしていると感じる箇所もあったが、話の筋が追いやすいので、次男は楽しめたようだった。

 いわゆるエンタメ作品だと思う。次男鑑賞後のひとことは「ちょっとCG過ぎるなぁ」


③「トップガン」

 そして最終日に観たのがこちら。『トップガン』である。これ、私がちょうど次男くらいの年頃に封切になった36年も前の映画だ。私は過去に何度かテレビでの再放送で流し観をしたことがある気もするが、きちっと最後まで鑑賞したのは今回が初めてだった。

 若き日のトム・クルーズが魅力的なことはもちろんだが、お金も時間も俳優やスタッフの才能も、これでもかというほど潤沢に注ぎ込んだ超大作という感想を持った。「名作」ってやつだよな、と感動してしまったわけである。

 ストーリーは正統派、王道中の王道。どのシーンを切り取っても絵になる、予告編に使えるレベルの映像。迫力ある音、音楽。すべてが完璧だと思った。途中途中のラブシーンに目をふさいでいた次男が面白かった。

 次男の鑑賞後の感想は「戦いがリアルでかっこよかった。どうやって撮影したのかめっちゃ気になる」である。


 以上3本を息子と鑑賞してみて、前評判のいい映画や自分の趣味に合いそうな作品ばかりでなく、たまには自分では絶対に選ばない、馴染みのないジャンルのものに挑戦するのも悪くないなと思った次第である。

 また近いうちに、この『おうちシネマ』を開催しようと次男と約束して連休は終わった。

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