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ガンジス河でバタフライ (たかの てるこ)
(注:本稿は、2020年に初投稿したものの再録です。
この投稿以降しばらくはあっさりとした内容が続きます。)
通勤途上、podcastのバックナンバーを聞いているのですが、その中の番組のひとつでたかのてるこさんが出演され、ご自身の“旅の話”をされていたのがとても面白く、その印象がきっかけで彼女の旅のエッセイの第一作目の本書を読んでみたというわけです。
旅は「三現主義(“現場”“現物”“現実”)の具現化の一形態ですから、旅をテーマにしたエッセイは、その文章を辿って“どれだけ『強烈なリアリティ』を読み手に感じさせることができるかが” 評価の分かれ目です。
その点では本書は間違いなく成功しましたね。内容は期待どおりでした。goodです。文章も素直で読みやすく、着眼も構成も表現も「上手」だと思います。(もちろん大阪人に欠かせない “関西のノリ” も効かせています)
これなら、彼女の別の本も読んでみたくなりますね。
ちなみに、私も高校生・大学生のころは日本国内限定でしたが結構一人で旅行に出ていました。「ユースホステル」を泊まり歩くというスタイルですが、それなりに旅程は事前に組んでいました。(ユースホステルは事前予約が原則だったので)
たかのさんのような予定も決めず自由気ままにという旅にも憧れますが、なかなか思い切れずで・・・。
あと数年後には自由な時間が圧倒的に増えるので、挑戦できるかもですね。