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人工知能の核心 (羽生 善治・NHKスペシャル取材班)
(注:本稿は、2019年に初投稿したものの再録です。
この投稿以降しばらくはあっさりとした内容が続きます。)
先に「人工知能の「最適解」と人間の選択」という本を読みましたが、本書はそれに先立って出版されたものです。
もちろん、人工知能を様々な観点から解説した内容も興味深いものでしたが、やはり本書の最大の魅力は、人工知能を語る羽生善治氏の視点の秀逸さでしょう。
論理性のなかに美意識に代表される情緒性を織り込んだコメントは、私如きがいうまでもなく “見事” だと思います。
羽生氏の著作としては以前「決断力」を読んだことがありますが、その他の著作にもトライしてみたくなりました。