![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/47387454/rectangle_large_type_2_f7879df7817ec49ebe6ca2af8991eef1.jpg?width=1200)
自由訳 イマジン (ジョン・レノン&オノ・ヨーコ)
この前読んだ、オノ・ヨーコさんの「グレープフルーツ・ジュース」がジョン・レノンの名曲「イマジン」のベースになったとのこと。
で、今回は、その「イマジン」です。
1962年、「ビートルズ」としてレコードデビューしたジョン・レノンは、1969年に前衛芸術家のオノ・ヨーコと結婚しました。1970年にはビートルズ解散、その翌年「イマジン」が発表されました。
この本は、その「イマジン」の歌詞を、作家・作詞作曲家・写真家等いくつもの顔をもつ新井満氏がそのメッセージを汲み取って訳出したものです。
新井氏によると、その際、2つの制約を自らに課したといいます。
ひとつは、「原作詞のコンセプトは絶対厳守すること」、もうひとつは、「できる限りわかりやすい日本語で表現すること」でした。
(p5より引用)
イマジン
イメージすること
心の中で想い描いてみること
そして
現実の向こう側に隠れている
真実の姿を
見きわめること
「グレープフルーツ」は「命令形」でした。
「Imagine」も命令形ではありますが、「想像する」という行為は、強制されたものではない “一人ひとりの想いの自由な広がり” を連想させます。
(p16より引用)
だから
イマジン
ぼくは
イメージすることにしたんだ
・・・
そうしたら
心が自由になって
新しい世界が見え始めたんだ
最初はむずかしそうだったけど
やってみたら
意外にかんたんなんだよ
「詩と写真のコラボレーション」という点では、先のオノ・ヨーコさんの「グレープフルーツ・ジュース」と同じです。
が、こちらの本は、優しいことばに、直感的にイメージできる写真が添えられていて、誰が読んでも「イマジン」にこめられたメッセージを素直に感じることができます。
(原作詞より引用)
You may say I’m a dreamer
But I’m not the only one
I hope someday you’ll join us
And the world will live as one