脳はなにげに不公平 パテカトルの万脳薬(池谷 裕二)
(注:本稿は、2019年に初投稿したものの再録です)
池谷裕二さんの著作は以前にも「進化しすぎた脳」を読んだことがあって、その際には、結構興味深い内容を分かりやすく解説してくれていた記憶があります。
ですが、本書は「週刊朝日の連載コラム」をほぼそのまま再録したものでした。
内容は、エッセイ的なテイストのものが大半なのですが、「エッセイ」としては素人の筆ですし、「脳科学の本」だとすると中身があまりに薄くて・・・。
とても残念なことに、これでは何の足しにもなりませんでした。
(もちろん、これは池谷さんの責によるものではありません。本書の企画主旨が私の期待とズレていたということですね。)