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ゴリラからの警告「人間社会、ここがおかしい」 (山極 寿一)

(注:本稿は、2020年に初投稿したものの再録です。
   この投稿以降しばらくはあっさりとした内容が続きます。)

 著者の山極寿一さんは、ゴリラ研究の世界的権威であり、京都大学総長(注:当時)でもあります。

 内容は「毎日新聞」の連載コラムに手を入れたもので、手頃な長さの小文集です。

 自ら群れの中に入って体験したゴリラの生態を「鏡」に、今の人間の考え方や行動を、それが個人としてのものもあれば、集団としてのものもありますが、省みて、分析・評価し、山極さんなりの「人間」への示唆を書き連ねています。

 ゴリラ・チンパンジー・オランウータンといった類人猿は、やはり私たちと同類との感を強くしますね。
 今の人間は「無くしつつあるもの」が多すぎる気がします。



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