イベリコ豚を買いに (野地 秩嘉)
(注:本稿は、2019年に初投稿したものの再録です)
日本でもブランド豚の代表格として「イベリコ豚」は有名ですね。
その「イベリコ豚」をテーマにスペインでの取材を始めたノンフィクションライターの著者が、あれやこれやの成り行きの末に本物のイベリコ豚の肉を輸入し、日本でスモークハムを自ら作って売ることになってしまった経緯を記した著作です。
しっかりした取材に基づくノンフィクション作品ですが、ビジネス書でもあり、グルメ本でもあり、旅行案内でもあり・・・と、読む人の興味・関心に応じて、いろいろな読み方・感じ方ができるとても面白い本です。