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魔女の封印 (大沢 在昌)

(注:本稿は、2024年に初投稿したものの再録です。)

 いつも聴いている大竹まことさんのpodcast番組大沢在昌さんがゲスト出演していて最新作を紹介していました。

 大沢さんの代表的な作品である “新宿鮫シリーズ” はほとんど読んでいるのですが、この “魔女シリーズ” は初めてでした。
 お話を聞いていてその主人公の設定にちょっと興味を持ったので、先日まずは第1作目、続けて第2作目も読んでみました。ここまでくると、ものはついでで、第3作目にも手を伸ばしました。

 小説なのでネタバレになるとまずいので内容には触れませんが、今までの大沢さんの作品とはかなり異質な設定でしたね。SFというかオカルトチックで “思い切ったなぁ” というのが率直な印象で、正直なところあまり好みのテイストではありませんでした。

 特異なキャラを登場させたこともありラストの納め方も気になりましたが、読みながら想像したものより “手前” で止めたようです。大沢さんにしては “中途半端” のような気もしますが、こういうのを “余韻” と呼ぶのかもしれません。

 さて、これで、ようやく最新刊に手を伸ばせます。



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