全駅紹介 中央線(東京~高尾)ぶらり途中下車 (坂上 正一)
(注:本稿は、2021年に初投稿したものの再録です。)
いつも利用している図書館の新着書籍リストの中で目に付きました。
東京から高尾までの中央線32駅の沿革やエピソードをひと駅ずつ取り上げた著作です。
中央線と私との関わりを辿ってみると、今から45年ほど前の学生時代、友人が高尾の下宿に住んでいたので、月に何度か「高尾駅」で乗り降りしていました。社会人になってしばらく縁がなかったのですが、国分寺に自宅を持ったことから中央線は通勤で使うことになりました。それももうおよそ四半世紀になります。
いつも乗り降りしている最寄りの駅は「国立」ですが、利用し始めたころと現在とでは国立駅も大きく様変わりしましたね。駅舎が新築され線路は高架になり、北口駅前のゴルフ練習場もマンションになりました。
その「国立」の成り立ちについて、本書ではこう紹介されています。
こうやって開発される前、このあたりは、甲州街道沿いにある平安時代創建の「谷保天満宮」を中心とした村落だったとのことです。そう思うと、かなり古くから歴史を重ねている土地なんですね。
ともかくいつも使っている路線の蘊蓄を語った本なので、私としては、とても興味深く親近感を持って読めました。