浦安恋愛探偵事務所/case1.13
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田中ミサナさん(仮名)の、片思いのお話です。
実際のお話に、フィクションを交えております。
ちょろっと立ち寄ってみてください(^^♪
少しでも恋のお助けになれれば幸せです。
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○恋愛探偵
で、好きな人に、『SとMなら、Sなの?』と言われた事がショックで、彼にも幻滅して、なにもかもが嫌になったと。なので、恋愛探偵も本日で終了にしたいという事ですかね?
◎ミサナ
…はい。もう…かなり気持ち悪くて、もう嫌になりましたよ。。せっかく、自分に自信を持たせてくれて、毎日ポヤポヤオーラもつくようになったんですが…とりあえず、一旦全て忘れたいので…終了でいいです。いろいろありがとうございました。。ほんと、我儘いってすいません。
○恋愛探偵
なるほど。かなり幻滅したんですね。ホントに嫌だったんですね。
◎ミサナ
…はい。わたし、その三上さんとは、殆ど話したことも無かったんです。ですが、彼の仕事の姿勢や、仲間と楽しそうに話している表情、後輩にも丁寧にお仕事を教える姿勢、それに、下請けさんにも本当に物腰柔らかくて、尊敬出来るところがたくさんある方だったんです。。
…それなのに…「ひょっとして、『S』?」って。。なんなんですかね……ちょっと…かなり幻滅しちゃって、いろいろバカバカしくなっちゃいました。。
○恋愛探偵
バカバカしいですわ。
◎ミサナ
…ですよね。。ほんと、なんの為に頑張ったんだか、バカみたいですよ。。
○恋愛探偵
え?いや、ミサナさんにね。
◎ミサナ
え!?わ、わたしに??わたしが、「バカバカしい」ですか???
○恋愛探偵
はい。マジで唖然です。伝説の処女ですか?観月ありさですか??SMの話されて、それで全てがシャットダウンされるなんて、どんだけ頭の中、スタジオジブリなんすかね?
◎ミサナ
な、なんなんですか!?そんなに言われるなんて!もう電話切りますよ!
○恋愛探偵
わかりました。どうぞ切って貰って結構です。ただ、その前に少しだけ話を聞いてください。それでも切るなら切って貰って結構です。