すっかり忘れてました
日曜日はシロクマ文芸部の締切日
いつもなら思い出すのに
前日にくたびれ果てて
そのことがスコンと抜けていた
自分の書きたいことが山ほどあって
頭の中がぐるぐる回る
それでもやはりわたしの中ではミハルさんと出会ったことが心の中に重きを置いていた
青ブラも脱落し
ついにシロクマまでも
そうだ三羽さんの都々逸de連歌も抜け落ちた
あゝわたしはどうしたらいいのかと
sanngoさんのシロクマの記事を見て
ありゃりゃ
なんてこったと気がついた
抜け落ち続ける
最近は以前の自分に戻って来てる
母がいなくなってから
わたしは人の顔を見て話せない
相手の目を見て語れない
人と関わりを持ちたくない
ひとりの孤独がいいんだと
ずっと孤高に生きていく
それでいい
別に決めた訳では無いけれど
少しずつ少しずつリハビリのように
わたしの気持ちは癒されてくる
忘れていた
笑うことを…
先月のお茶のお稽古で
「かなちゃんって笑い上戸だったのね」
とお師匠のすずさんにも言われる
すずさんと仲良くなったのも母がいなくなってから
すずさんはちょっと暗いわたししか知らなかったのである
わたしはわたしでその時、久しぶりに
すずさんの目を見て話しをしている自分を感じる
預言する人もいつのことだか分からない預言カフェの言葉を思い出す
「今はお休みの時ですよ」
そうだ、この言葉は正にこの時旬を言い当てている
聞いた時には何を言われているのか皆目見当が付かなかった
母がいなくなって腑抜けのようになることも全て言われていた
立ち上がることなんて出来ないと思い込んでいたけれど
時が来れば立ち上がるしかなくなる
少しだけ前を向いている
会わないけれどずっと見守ってくれている友達にも
「明るくなったよね」
と電話口で言われる
そしてその友達からは
「かなちゃんは黙ってサラサラと流されていればいいんだよ」と
忘れていた気持ちを取り戻す
抜け落ちていた何かを思い出し始める