夢うつつ
この子(作品)を出した朝方に夢を見る
なかなか出て来ない母がいる
知り合いのSさんが
「この作品は…」と母に話しかけている
母は真剣な顔をしてSさんの話を聞いている
ほかにも何人かの人たちが集まって「偽物」について
話し合いをしている
それは「偽物」のコメント欄に書かれている「シュール」とか「パラドックス」とか
わたしにとって不思議な言葉の感想が並んでいたから
そんな夢は初めて見た
母はいつもわたしに寄り添ってくれている
そんな気持ちにさせられた
衣のない見えない母が感じられた
私は孤独ではない
孤独は心を蝕むといわれる
それでも孤独を感じて、味わって
人間は成長してゆくのか
生きるという道筋に孤独は必要
昨日は母が最期まで着ていたパジャマを抱き締めてわんわん泣いた
今もなを母のものが棄てられず
母の中で生きている
いつまでも
今日も衣のない母を連れておやさまの元へ行く
お下がりの榊には蕾がついていた
咲くことを願っている
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