生き急ぎ

そろそろ私も先ゴールが見えて来た
生きてることが苦痛になる
本当は彼の世に旅立つまでは楽しく笑いながら過ごすのがいいのにな

それでも時々ふと浮かぶのは
肉体のない世界へ還りたいと

いつも心の中では感じていた
急いで生きて
急いで還る

それが私の理想である

ただ理想であっても
思い通りにはならない

いつもいつもありがとうと思いながら生きていても
感情ある人間には辛くかなしいこともいっぱいある

この世に起こる全てはいいことのはずなのに

本当は自分の都合通りにならないことを悪い事と思い込むだけ

誰もいなくなりひとりになるのは
やっぱりさみしい

また他人と暮らすのも無理だよね
いまさらでしょう

今は楽しく友人たちと過ごしている
道草をしながら
それで充分

時々思う
ゆっくりとのんびりと時の流れが変わってくる

人生なんて一瞬だ
昨日のことは千年前と大祖母おやさまはおっしゃる

今この時旬を大事にする
ゆったりとした時の流れ
父も母も見えないだけで生きている

生き急ぐのは小さなことなのか