祈りの時
朝夕にお祈りをする
母が毎日やっていたから
おやさまに「祈りなさい」と言われていた
父の心が荒れて
母の手に負えなくなった頃
仏壇の前に座り
お祈りをする
心の中の悪しき思いを払いなさい
他人を救う前に
自分の心を救いなさいと教えられ
身体の具合が良くなくても
毎日、毎日続けていた
雨が降ろうが、槍が降ろうが
あの世に還るまで
母の心の支え
それが信仰だと教えられ
母の背中を見習って
わたしもいつからか神様に祈るようになる
お願いではない
自分の悪しき心を祓うため
何があってもやり遂げる
強い強い母の心
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