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恋愛は執着か!?心のうつろいについて、源氏物語とヨーガの教え〜本居宣長〜

人に怒られたり、批判されても!自分は絶対こうだと思う
もしくは、とてつもなくそれが好き!(って言えないとかも含めて)
 そんな感覚ありませんか!?


源氏物語の世界と宣長

現在、本居宣長記念館は「源氏物語の世界」「もののあはれ」について展示中、近くを通ったので、見に行ってきました。
鈴屋衣も展示され、初めて見た!
個人的にかなり萌えた今回の展示でした。

大河ドラマが流行っていることも影響があるのか
源氏物語

江戸時代には賛否両論あったとされる源氏物語

「色恋なんて」みたいな感覚で、国学者や研究者にはあまり良くない印象だったそう。師匠の賀茂真淵先生も、源氏物語はあまりな感じ


そんな中、宣長は。。。。

「源氏物語大好き!」先生に怒られても
自分の意見は推す
さらに古事記を読み解く手助けになると、その推し!
情熱を止めない宣長


宣長にとっては「恋愛」における、心のうつり変わり、人を好きになったり、辛くなったりするその心の変化に、ものの哀れを感じる、そこがいいんだよ!物の哀れは恋愛が一番わかるやん!!!!と宣長はいうのです。


日本とは・・・・?
日本人の心とは・・・・?

を探求し続けた宣長の、有名な敷島の歌は

「日本人の心とはなんですか?」と尋ねられたら

「朝日が昇っていく空の移ろいを、美しいと感じる」

それが日本人の心であると、私は思いたい。と歌に込めたのでした。

移ろい、変化、変わっていくからこそ、
始まりがあれば、終わりがあるように
この命ですら、始まりがあり終わりがある
切なさや、物悲しいような。。。

この「うつろい」が「恋愛」お中に、たくさん生まれるのでしょうね❤️
エキサイティング(笑)

好きなことを「好き!」と言える宣長のかっこよさと

同時に私の中に湧き上がったことが


せっかく、今に生まれ命を与えてもらったので
身体がある事
心や感情がくっついている事で味わえる
人生のドラマ
感動したり、感謝したり
心を震わせるような体験や
情熱に萌えながら
生きてゆく選択を
私はこれからも、してゆきます。


誰かや何かを好きになる、情熱を燃やす、
うまくいくときもあれば
喧嘩や思い違い、別れや悲しみ、失敗、挫折
好きだからこそ、情熱を傾け、チャレンジしてるからこそ体験する
ことがありますよね!?

これを執着というのか、味わうのか。。。。

味わうことと、執着は全く別のもの。

湧き上がる感情に引きずられ続け、人生を壊したり病に陥るレベルまでいくと執着、こだわりや、囚われになる。怨霊になる(笑)
感情が湧き上がったり「感じる」こと「うつろうこと」自体は悪いことではなく「観じる」なので、それは「神じる」「惟神」:かんながらとよむ。
に近い生き方ではないでしょうか。

さらに日本文化の奥行きというか神道の影響か、怨霊になったとてそれすらもストーリーに組み込まれ、能楽なんかで舞台化されています。
今年の初め頃から能楽にハマっていましたが、怨霊、鬼、など未練や執着、後悔の念を元にしたストーリーが結構ある(大半ではないか?)
執着ストーリーに、演出、唄、音楽、衣装にステージ構成、演出も加えられ、唄い舞う幽玄の世界。まさに深い味わいの世界に変わるのです。
日本人ってなぜいこんな素晴らしい!!!

さて源氏物語に戻ります

きっと、源氏物語が否定されたのは
この感情の揺れ動きがあかん!みたいだったのかもしれません
ヨーガの聖典の中にも「心を死滅させる」というフレーズがあります。

揺さぶられると、文学、哲学、国学どころでは無くなっちゃう
ヨーガどころではなくなる!瞑想できないやん!
という恐れのようなものもあるような気がします

恋愛、仕事、何であれ自分の情熱を傾けられること
仕事でも人でも、自分以外へ情熱を注ぎながら
その過程で起こることも、味わっていくことで深みが出る

人生をちゃんと味わってみる
お料理を食べる時、味わう
見ないふりをしたり、関わりをやめたり、体験をやめるなんて、
インスタント料理のような人生みたいだな。そう思ったのでした

味わうことで「消化」される、「昇華」される

私はインド哲学も日本文化も大好きで
どちらも情熱をい傾けて惜しくないもの
その中で、生きていくので
どんな体験も、私の中のストーリーとして深みに変えていくのだ♡

※ハードモードを選択するわけではない!

あなたは何を感じる?
ぜひ行ってみて宣長の魅力を味わってみてください
本居宣長記念館
https://www.norinagakinenkan.com/



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