乗りものニュースプレミアム note支部
“こだわり”をもって作られている車両たち。 その「ルーツ」や「進化」の経緯を見ていきます。 建設や発展について頭に入れてから車両に乗ると、普段とは少し車窓が違って見えるかもしれません。
中央線快速電車の主力車両といえばE233系電車ですが、E233系が大勢を占めるなかで、2本だけ珍しい電車が走っているのはご存知でしょうか? この車両は、地下鉄を走っていた車両を転用したもので、中央線快速電車で進められているグリーン組み込み準備や、トイレの設置に関連しているのです。 (この記事は2022年3月に会員限定記事として配信したものです。) 中央快速線、レア車両の正体とは? 中央線快速電車を走る珍しい車両の正体は209系1000番台という電車で、中央線快速電車では2
大学の最終学年を迎えた春休みの1967年4月、飯田線を振出しに名古屋から長野を回る5日間の乗り歩き。名古屋に滞在した際に撮影した写真を2回にわけて紹介する後編では、近鉄、国鉄、市営地下鉄をご覧いただきます。 ▼前編はこちらから 名古屋到着時は雨がやむ気配はなく 1967(昭和42)年4月4日は朝から雨模様でした。前日の宿泊地である鳳来寺山を振出しに、豊橋では飯田線の駅撮り。東海道本線は80系に乗って11時頃、名古屋に到着しましたが、雨は止む気配がありません。しばらく駅撮り
横須賀・総武快速線では、新型車両のE235系1000番台が登場して2020年末から営業運転に就きました。その一方で、横須賀・総武快速線の主として活躍していたE217系の淘汰が進められています。E217系は製造過程や後の改造で細かな違いがあるのですが、どんな違いでしょうか? (この記事は2022年3月に会員限定記事として配信したものです。) E217系はどんな電車? 横須賀・総武快速線で活躍しているE217系ですが、改めて考えるとどんな電車なのしょうか? 2022年現在、J
大学の最終学年を迎えた春休みの1967年4月、飯田線を振出しにした5日間の乗り歩きを行い、名古屋にも滞在しました。そのときに撮影した懐かしい写真をご覧いただきますが、枚数が多いため2回にわけてお届けします。 (この記事は2022年2月に会員限定記事として配信したものです。) ▼後編はこちらから 名古屋へは5日間の乗り歩きの途中で 1967(昭和42)年4月、大学の最終学年を迎えた春休みに、飯田線を振出しにして名古屋から長野を回る5日間の乗り歩きをしました。 名古屋に
2021年度中に八高線・川越線用の209系3100番台が引退することが発表されました。209系3100番台は、りんかい線で走っていた車両をJR東日本が譲り受けたもので、丸みのある前面デザインに特徴があります。りんかい線の時代から振り返るとともに、りんかい線などで現在も使用されている東京臨海高速鉄道70-000形の現在についても触れてみます。 (この記事は2022年2月に会員限定記事として配信したものです。) 209系3100番台はどんな電車? 今回引退する、209系31
国府津~御殿場~沼津を結ぶ御殿場線。1968年7月の電化開業まではD52形蒸気機関車が旅客列車や貨物列車を牽いていました。電化開業前年の1967年1月、小田急電鉄からの特別準急の乗り収めも兼ねて同線を訪れました。 (この記事は2022年1月に会員限定記事として配信したものです。) 複線時代の面影を残す御殿場線 御殿場線の電化が具体化し、沿線では架線柱が建ち始めたという話も聞こえてきた1967(昭和42)年1月、小田急電鉄から特別準急として乗入れている気動車の乗り納めを兼
JR東海では、名古屋・静岡地区の在来線で使用する新形車両として、2021年から315系を投入しています。315系の登場で、今まで使用されていたベテランの車両たちが順次引退する予定ですが、引退予定の車両のなかに311系と呼ばれる電車が含まれています。この311系とはどんな車両なのでしょうか? (この記事は2022年1月に会員限定記事として配信したものです。) 片側3扉の転換クロスシート車 名古屋で東海道本線の電車を待っていると、座席の向きが列車の進行方向を向いた電車ばかり
かつて小田急電鉄にはモノレールがありました。それが向ケ丘遊園駅と向ケ丘遊園正門駅を結んでいた向ヶ丘遊園モノレール線です。開業から35年ほどで廃止となった路線ですが、今回は開業初日から廃止までの同線の写真をご覧いただきます。 (この記事は2021年12月に会員限定記事として配信したものです。) 豆電車の代わりに登場した未来的な乗りもの 1966(昭和41)年4月23日、小田急電鉄に向ヶ丘遊園モノレール線が開業しました。区間は向ヶ丘遊園(向ヶ丘遊園駅前)~向ヶ丘遊園正門間1
西武2000系といえば、「西武の黄色い電車」を代表する存在です。西武のベテランの車両でもあり、1977年に登場してから40年以上走っている車両もあります。2000系では製造途中で車両のデザインを一新したほか、長く活躍する過程で細かな改造や部品の交換を繰り返しています。このため、もともとのデザインの違いに加えて、修繕や部品交換の有無の違いで、車両によって個性があるのです。 (この記事は2021年12月に会員限定記事として配信したものです。) 西武2000系って、どんな電車?
(この記事は2021年11月に会員限定記事として配信したものです。) 垂直カルダン方式のモ4400形に興味を惹かれる 私がナローゲージの鉄道に興味を持つきっかけとなったのは、三重交通が1959(昭和34)年に新製したモ4400形という3車体の連接車でした。 一般的にナローゲージといえば非電化で、小さな蒸機やディーゼルカーが付随車を牽引するというイメージですが、鉄道は電化しているものという環境に育った私は、ナローゲージの電車で、しかも垂直カルダンという珍しい駆動方式であ
川崎市が構想した「川崎縦貫高速鉄道」。大師河原から川崎駅を通り新百合ヶ丘駅までを結ぶ地下鉄として計画が始まりましたが、他社線への乗り入れ構想もあり、路線計画は二転三転。ついには計画自体が廃止となってしまいました。構想していた路線計画の変遷をたどっていきます。 (この記事は2021年10月に会員限定記事として配信したものです。) 川崎縦貫高速鉄道の構想とは? 全国有数の工業地帯であり、ベッドタウンとしても知られる川崎市。人口は約150万人で、これは全国20の政令指定都市の
今から56年ほど前、関西地区から帰京する際に東海道本線ではなく、中央本線を利用しました。途中、甲府や大月で途中下車しましたが、見どころは勝沼駅(現在の勝沼ぶどう郷駅)。当時は単線でスイッチバックの駅だったのです。 (この記事は2021年10月に会員限定記事として配信したものです。) 関西方面からの帰路を中央本線経由で 1965(昭和40)年10月、関西方面からの復路を中央本線経由としました。前日は夕方まで京福電鉄叡山線(現在の叡山電鉄)を撮影してから普通列車で名古屋に出
中央快速線では、2023年末にグリーン車の導入が予定されています。これにより中央快速線のE233系は10両編成からグリーン車を2両連結した12両編成になることが決まっています。このため、中央快速線の各駅では12両編成に対応するべく、ホームの延伸工事が行われているのですが、どのくらい進捗しているのでしょうか。 (この記事は2021年11月に会員限定記事として配信したものです。) 中央快速線のグリーン車の運行区間 JR東日本からの発表によると、中央快速線のグリーン車の運行区
2021年3月のダイヤ改正では、東海道本線で特急「湘南」が新設されたほか、特急「踊り子」では車両の世代交代がありました。このあと、特急「湘南」「踊り子」に似た「普段は乗れない特急形車両」も登場しています。これらの車両には共通点があるのですが、一体どんなことでしょうか。 (この記事は2021年10月に会員限定記事として配信したものです。) 特急「湘南」「踊り子」のリニューアル車両 JR東日本は、2021年3月のダイヤ改正で新宿・東京~小田原間に特急「湘南」を新設。さらに特
大学2年生の夏休みに東北均一周遊券利用して東北地方を巡りましたが、その際に半日ほど時間を割いて福島交通軌道線を訪問しました。しかし、台風の影響により一部区間が不通になっていて、そこに軌道線で随一の撮影名所が含まれていたのです。 (この記事は2020年9月に会員限定記事として配信したものです。) 東北均一周遊券での東北旅行の際に訪問 以前、「均一周遊券を使っての東北旅行」をアップしていますが(【懐かしの国鉄写真】昭和40年夏、均一周遊券を使っての東北旅行(前編)と【懐かしの
奈良線では、2本の103系が最後の活躍をしています。このうちの先頭車はかつて山手線で使用されていました。山手線を走っていたのはわずかな期間ですが、どうして山手線で使用され、短期間で関西にやって来ることになったのでしょうか。 (この記事は2021年9月に会員限定記事として配信したものです。) 2本が残る奈良線用の103系 103系と言えば、国鉄を代表する通勤電車です。3500両以上も製造され、首都圏をはじめとして関西・中京・東北・九州で使用されましたが、老朽化によって淘汰