千の窓の町ベラトにて【世界多分一周旅バルカン編#3】
アルバニア、ベラトはのんびりしている。
独特な形をしたベンチにおじさんやおばさんや若者が座ってぼーっとしている。
小さい町だが、だからこそ町歩きが楽しい。
オスム川が真ん中に流れていて、両側に集落がある。私が滞在する宿は北側のマンガレム地区。イスラム教の地区らしくモスクがある。
川の向こう側はゴリツァ地区でキリスト教の地区らしい。川を挟んで分かれているのが興味深い。
マンガレム地区に岩山があって、そこをふぅふぅ言いながら30分ほど登れば、ベラティ城がある。紀元前4世紀から作られていたらしく、砦にぐるっと囲まれていて、城跡もあれば、教会や土産物屋さん、普通の住宅もあるのが面白かった。
川の色は薄茶色をしている。どうしても、青とか緑とか鮮やかな色をした川を綺麗だと思いがちだ。
ボルドーにいた時に、ボルドーを流れる川が茶色くて少しがっかりした時、ジャンクリストフが「川の美しさは色で判断できないよ。綺麗な色をしていても水質が良くないこともある。ボルドーの川の色はカプチーノ色だよ。」と言った。
泥っぽく濁った色はカプチーノ色と名付けられただけで、なんとなく美しく見えてくる。ベラトの川もカプチーノ色、光によってはグリーンティーオーレ色だなと捉えると美しく思えるようになったので、ジャンクリストフに感謝したい。
町歩きをして、アルバニア料理を食べて、
路地裏の素敵な雰囲気を独り占めしたり、時々漂ってくる肉を焼いているにおいにワクワクし、アザーンが聞こえてくると最近のヨーロッパ諸国とは違う異国の情緒がわく。
そんなベラトの写真を。
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