美姫 のりこ(noriko miki)
艶のある小説群。しっとり気分の時に書いてます。 20.8.30.Kindleにて出版『微艶小説集』
ネット旅の忘備録。
続きめっちゃ読みたい。と、また読みたい。たち。
noteさんの素敵な企画、#404美術館 に投稿した作品たち
39歳歳下でいま6歳(20年9月現在)のオトウトとの興味深いやり取りの記録
肌の質感が変わってきた。 しっとりと吸い付くようで、そしてモチモチとしている。 あの男がもたらすものでこんなにも変わるのか、、。 自分で肌を撫でていても心地が良い。 そして、否が応でもあの男の愛撫を想起してしまう。 あの男の肌もまた、吸い付くような感がある。 それは元からなのか、私との睦みがあってそうなったのか、もう知る由もない。 指先は多くの情報を拾うが、 原始的な感覚には遠い気がする。 とてもデリケートな、、例えば脇の下辺りの二の腕の内側などの方が繊細に感じ取る。
私の中で確固たる指針がある。 何かしらで会うこととなってからの、待ち合わせ場所と時間が決まるまでのやり取りが3やり取り以上の人とは上手くいかない、というものだ。 3やり取り…というのは、相手ないしは私が投げて、返ってきて、返す。 これで3やり取り。 短いと思うだろうか? これを短いと思うあなたとは、私は上手くやれない。 というか、私の好みの人ではない。 なぁに、私の好みの人ではないからといってあなたの人生に特段問題はないからどうか安心して欲しい。 はっきりと感じるのは、
声で触る…ということがあると思う その人の表面に触れたり、 はたまた 意識次第では、その人の内面深くに触るように語り掛けることも可能だ。 セッションに近いことをするときは その人の顕在意識なんかお構いなしに (つまり、嫌がってようが、突っぱねていようが) その人の内側深くに向かって語り掛ける その人の喉を使って返ってくる反応には見向きもしない。 ひたすら、 『私はいまあなたの深いところに語り掛けています』 と繰り返して、…気持ち悪い限りだろう。 声を褒められた。 ある
私のことを見つけたあの子は 誰なんだろう 誰が仕組んだ悪戯なのか 運命の糸はつるつると あの子と私を出逢わせて 私はあの子に発見された お互いに忘れてしまっているだろう けれど、きっと、 私のどこかに残されたsignを あの子はちゃんと読み取った 私のことを見つけたあの子は 誰なんだろう 時間が経つにつれ 私もsignを感じる様になった 胸の奥の大釜を ゆっくりとかき回されるような かき回されて澱がゆっくりと 記憶の匂いをかすかに はこぶ あの温もりの中に
好きが溢れます 好きが溢れます 今にも飛び立ちそうな心に 恥ずかしさを覚えます そこここに気配を感じます そこここに手触りを感じます こんなにも幸福の極みへと 私を導く 咲き誇る薔薇の香りに 息が詰まってしまいそう 記憶の中に 大切に仕舞ってある あの温もりを 今夜も取り出して 私はもう ひとりではない
昔から、ギターで作曲されたグルーブに興奮を覚える。 確かではないが、井上陽水や、斉藤和義などがそれだと思われる。 ピアノ作曲が好みではない、というわけでもないが。 今朝ふと思い出して聴いていた谷山浩子は明らかにピアノ作曲だ。 古い記憶でピアニカで作曲しているアーティストもいたし、 種ともこさんは楽器が出来ないとかで、自分で歌ったメロディラインをボイスレコーダーに残して作曲していた。 ピアノは弦楽器というより打楽器、ギターは弦楽器だ。 弦の紡ぐ揺らぎにエロスを感じる。
渋滞のバスに揺られながら うとうとと薄く目をつぶる。 なんとも言えない湿気の多い朝で 珍しく空はどんよりとくもっている。 普段はない湿度に、 昔の記憶が肌に蘇る このまま目を開けたら そこはあのカウンターなんじゃないか? テレビはついているか? 客は来ていないか? 振り返り、客がやって来ていないことを確認して、ふたたびまどろむ。 あの頃ももちろん楽しかった。 けれど、今はここがいいんだ。
みんながエメラルドを慰めました。 『エメラルド、あなたはエメラルドなんだから砂鉄には成れないのよ』 エメラルド: 私の努力が足りないから砂鉄さんに成れないんだわ いいえ、本気が足りないの。 私だってもっと本気になれば砂鉄さんに成れるハズよ。 エメラルド: ああ、砂鉄さんはあんなに真っ黒でカッコよくてサラサラとしていて、 それでいて鉄にくっ付くことが出来てみんなの役に立っていて本当に素晴らしいのに 私ときたらただ転がっていることしか出来ない。 なんてグズでノロマ
久方ぶりにみよしに会いに行った。 老婆になってなお、野獣のように目をぎらぎらとぎらつかせて、突進する雄牛の様に制作活動をやめない見事なアーティストだ。 若いアーティストの受け皿にもなっているジャンキーな画廊を主宰しているにも関わらず、みよしは全くのアナログ人間だ。 Clubhouseという仕組みを話していたら、ひとこと、勿体ないと漏らした。 さすが、切れ味がよい。 みよしのそういうところ、大好きだ。 つまり、思い付くままに発信するのは、勿体ないとみよしは言うのだ。
Clubhouseで好きなアーティストのフォローをして、その方を招待した人をフォローしてその次も…という遊びをしてみた。 …いや、それだけなンすけどね。
ふと、自分の中に蛇を飼っているな、と思った。 とあるLIVE配信を眺めていて、私の中がうずくのを感じた。 一夜明け、その”うずき”がなんであったか、、輪郭を持つ。 嗜虐…。 私は、その対象を弄び、だんだんと弱らせて私の足元にうずくまらせたい欲求を抱いたようだった。 * 普段は蛇を飼っていることなどお首にも出さない。 和顔を崩さず、誰をも優しく受け入れるていだ。 当の私だって、そんな不穏な蛇を飼ってるなんて普段は忘れてしまっている。 しかし、私の嗜虐性をくすぐ
バイクでのお泊まり長距離ソロツーがその頃の『憧れ』だった。 ひとりでフェリーに乗るのも憧れ…だけど、結構チキンな私は躊躇していたし、 それに飲食店で働いていては、(しかも2人で切り盛りしている昼から深夜までのお店で) 休みを貰うことすら難しい状況だった。 チャンスはこんなカタチでやってきた。 一緒に店をやってたオーナー兼パートナーが5月の連休に1泊で旧友たちと出掛ける(ツーリング)という。 はじめは「なんじゃそりゃ?」と呆れるやら、なんやら。 昭和の男で多くは語らな
何処にいるか分からなくなる感覚が時折りおとずれる。 山崎まさよしの 『One more time, One more chance』 ふと聴きたくなる瞬間がある。 切なさで心をいっぱいにしたくなる。 頭の中までいっぱいにしてくれと音にまみれる。 10年、K県で過ごした。 7年をやり過ごし、 ピリオドを打つ為に5ヶ月の月日を故郷の地で暮らす妹のもとへ身を寄せたが、 最後の1ヶ月半は愛車と共にさすらう事になった。 彼の待つK県へ戻りたくても戻れぬ事情… 日々を日雇いの仕
めっちゃ執念深く夢を叶えるタイプだったらしい。
忘備録 めちゃめちゃ美味しそう https://koizumipress.com/
紙の漫画を読む悦びは、面白くて堪らなくてグッと本との距離を詰めた時に、フッとかすめる紙の香り。