【闇小説】エメラルドと砂鉄
みんながエメラルドを慰めました。
『エメラルド、あなたはエメラルドなんだから砂鉄には成れないのよ』
エメラルド:
私の努力が足りないから砂鉄さんに成れないんだわ
いいえ、本気が足りないの。
私だってもっと本気になれば砂鉄さんに成れるハズよ。
エメラルド:
ああ、砂鉄さんはあんなに真っ黒でカッコよくてサラサラとしていて、
それでいて鉄にくっ付くことが出来てみんなの役に立っていて本当に素晴らしいのに
私ときたらただ転がっていることしか出来ない。
なんてグズでノロマでみっともないのかしら。
本当に自分が嫌になる。
🍏
・・・さて、この物語の不思議な部分はどこでしょうか?
あなたの答えは出ましたか?
では、次に『エメラルド』のところに自分の名前を、
『砂鉄』のところにあなたが憧れて尊敬して目指している人の名前を入れてみてください。
これが、いま、あなたが楽しんでいるゲームの正体です。
喜びの循環^^