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教育xジェンダーステレオタイプ

教育がジェンダー格差の是正に関われることって結構あるんじゃないかな、ということで初noteはこちらです。

生徒と一緒にいて感じることは、まわりにいる人たちの影響の大きさ。彼らにとって家庭と学校という環境の持つ意味は私たちオトナ以上にとてつもなく大きい。責任重大です。


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参考記事:https://www.iberdrola.com/social-commitment/gender-stereotypes-women

保護者、教員へのアウェアネスを高めること、教科書などクラスルーム内でのジェンダー 観点、などなど 色々できることはあるけれど、でもやっぱ一番大きいのって#5じゃないかと思うのです。

#5 校長、教頭など管理職に女性を起用する

ジェンダー平等について日本の文脈で語るとき、そこには常にロールモデルの不在がついて回ります。

国際バカロレアにはIB Learners Profile(学習者像)と呼ばれる目標があります。「こんな人に成長してほしいと思っているよ!」という10のモデル。

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https://ibconsortium.mext.go.jp/about-ib/

インターナショナルスクールに携わって、多くの日本人生徒を見てきましたが、傾向として私たちは 挑戦する人 Risk-Taker になることを恐れます。

振り返るとあります。頑張って何かしようとした時、中学時代みんなにひそひそと、

「どしたのあんなはりきっちゃって。」

「なにかんちがいしてんの?」

なんて言われる恐怖。


私たちは身近な大人をロールモデルにしながら育ってきました。

ジェンダー平等を実現するには、リーダーとしての女性の存在が欠かせません。教育の場で言えば、校長、教頭といった責任のあるポジションの半数が女性になることによって与えられる影響はとてつもなく大きい。

社会って生き物のようなものだから、構成要素である私たちによってどんどん変わっていく。

リスクを負ってリーダーシップを取る女性が増えることによって、そしてそれをサポートする環境が整っていくことによって、性差の縛りは減っていくと思うのです。

出る杭は 出っぱなしで良い世の中に。

和を尊ぶことは美徳ではあるけれど、生徒たちがやりたいことをみつけ、いざ新しいことに挑戦するとき、背中を押してあげられる土壌を作っていきたい。男の子でも、女の子でも、どちらでもなくても。


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