薬膳の勉強は英語の勉強に似ている
弊社が運営している薬膳スクールでは、秋の認定試験前の繁忙期を迎えています。
焦ったり、不安になったり、みんなバタバタ…
でもね、試験に合格することが目的じゃなくて、もっと大切なことがあるよね?
おかん、がんばっとるよ
心を笑顔にする薬膳師、漢方カウンセラーで国際薬膳師の池田のりこです。
春と秋にある薬膳の認定試験。
そりゃまぁ~忙しいですわーーー!!
受験の願書を集めたり、1日集中セミナーの準備や入金確認などの事務的なことが山のようにあります。
質問メッセージに答えたり、応援したり、公式LINEでお尻を叩いたり…
受験生のおかん、目が回る忙しさです。
それでもがんばれるのは、受験生たちの笑顔が広がっていくのを見たいから。
自分のため、家族のため、大切な人のため、みんなのために薬膳を学んでいる優しいみなさんのために、できる限りのことをしたいと思っています。
薬膳を伝える人になって欲しい
私は薬膳という言葉を知ってから上級資格の国際薬膳師に合格するまで、独学でした。
質問する人もいなければ、何を見て調べたらいいのかも分からず、当時は書籍も少なくて、なんど心が折れそうになって、内臓が口から出そうになったか…。
がんばれた理由は、ただひとつ。
私の人生を変えてくれた、素晴らしい薬膳を伝えたいから。
私は高校生のときから不調に悩まされていました。
そして、32歳のときに辛い病気の原因が分からず、病院をどれだけまわっても元気になれず、人生を諦めたのです。
そんなときに、中医学に出会いました。
「なぜ病気になったのか?」が分かれば、やるべきことが見えます。
不安が消えて、悩む時間や自分を否定する時間が減って、がんばる意欲が出るんです。
スケジュール帳に最初に入る予定が「通院」…。
そんなことが10年近く続いたのですから、「なぜ症状が出るのか?」という理論を知ったときに、「私のこれからの人生はバラ色だ!!」と思ったのです。
そのあたりのことを詳しく書いたプロフィールも、読んでくださいね。
私が中医学と薬膳を伝えることで、同じように苦しんでいる方に笑顔になってもらえるんじゃないか…
そう思って、薬膳スクールを作りました。
それから15年ぐらいです。
薬膳を学ぶ理由はいろいろだと思いますが、あなたの学んでいることは誰かのためにもなるんです。
先生になるだけじゃなく、家庭や職場で困っている方がいれば食べものを選んであげることも、ステキなことです。
そうやって、薬膳を伝える人になってくれたら、私のビジョンである「医療を適切に使う文化を作る」ということに近づけます。
みなさんが薬膳を学んでくれることが、とにかくありがたくて嬉しいのです。
だから、卒業生が講師をしてくれることは、血圧上がって鼻血が出そうなほど嬉しいのです。
明日は、こっこさんが「暮らしに活かす薬膳セミナー実践編」で「薬膳でうるツヤ美肌になろう!」というテーマで講師デビュー♡
こっこさんは北海道在住だからZoomでしてもらうのですが、きっと私パソコンに向かってパシャパシャ写真撮ってると思う…。
9月7日(水)は、まだ受付中ですよ~!!
英語の勉強に似てる
薬膳や中医学って、最初がいちばんテンションが高いです。
「すごーい!!そうなんだぁ~!!」という発見が多いから。
でも、そのあとは徐々にテンションが下がります…(笑)
それは、知らない言葉が出てきたり、今までにない感覚で考えないといけないから。
じゃ、止める??
そうじゃなくて、これをがんばって乗り越えると、また新たな楽しさが生まれます!!
今風に言うと、「沼る」ってやつですね。
薬膳の勉強って、英語の勉強に似ています。
「英語で映画を見たいなぁ~」
「海外に行きたいなぁ~」
「外国人と友達になりたいなぁ~」
「英語を使った仕事をしたいなぁ~」
こういうきっかけから、英語を学びますよね。
私もそうでした。
アルファベットを学び、「Hello,Tom!! How are you?」「Fine!!Tank you,and you?」という挨拶から始まります。
それが「Nice to meet you. I'm Noriko.」という会話になり、「I am studying English.」と言うと「違う!!」と言われ…
過去形、未来形、現在進行系…という文法を学びます。
同じ「私」という「I」も、「my」とか「me」とか…
1st、2nd、3rd…ときて、次は4thで「なんで??」となったり…
過去完了形とか現在完了進行形って、なんなーーーん!!!と頭を抱えます…。
こういうところで「難しい」と思って、挫折してしまうことってありますよね?
でも
「英語で映画を見たいなぁ~」
「海外に行きたいなぁ~」
「外国人と友達になりたいなぁ~」
「英語を使った仕事をしたいなぁ~」
ということを思い出して、書いたり、聴いたり、読んだりして、勉強するのです。
単語帳を作ったり(今はスマホのアプリかな?)、壁に張ったり、フリーで話せるカフェに行ったり…いろいろなことをしますよね。
勉強スタイルもいろいろ。
学校に通ったり、独学したり、海外留学したり…
私は、駅前留学でした…(笑)
はい、「農婆」の時代です。
そして、アメリカに飛んだら…
まぁ~通じなかった!!!!!
また駅前に留学し…アメリカに行き…ということをしていました。
インプットとアウトプットを繰り返したことで、英語が話せるようになりました。
その間、力試しに英検を受けたり、TOEFLやTOEICで高得点を狙ったりして、目標をクリアしていきました。
結局、なりたかったCAにもなれず、仕事で英語を使うことはなかったけど、字幕なしで映画を見られるようになったのは良かったかなぁ…。
あ、もう今は無理です…(笑)
薬膳の勉強に当てはめてみると…
これを薬膳の勉強に当てはめてみると、こんな感じ。
「健康でいたいなぁ」
「体に合った食事をしたいなぁ」
「家族のための健康ご飯を作りたいなぁ」
「診断できるようになりたいなぁ」
「薬膳で仕事をしたいなぁ」
という思いを実現するために、セミナーを受けたり、本を買ったり、YouTubeを見たり…
やってみたら、意外と難しいやん…と心が折れそうになったり…
覚えたはずのものがキレイさっぱり忘れていたり…
理論が大切なことは分かるけど、なかなか理解できなかったり…
勉強していたら寝てしまったり…
「目標があった方ががんばれる!!」と認定試験を受けてみたり…
同じでしょ?
つまり…
明日ネイティブのように英語が話せることがないように、明日プロフェッショナルに薬膳を組めるようになることなんてないのです。
悩んだり、苦しんだり、凹んだりしながら、コツコツ力を着けていって、力試しの認定試験を受けて、身につけた知識を日々の生活で実践して…
少しずつステップアップしていくものだから、焦っちゃダメ。
そして、勉強はエンドレスです。
いくら英検準1級を取って、TOEIC900点を取っても、英語を使わなければ忘れます。
学生時代めちゃくちゃがんばって取って、あれだけ英語でスピーチをしたり、簡単な通訳バイトをしたりしていたのに、もう今ではしどろもどろですからね…。
でも、もう少し落ち着いたら、英語で中医学のカウンセリングをするために、もう一度英語を勉強しようかなぁ…と思ってみたり…
合格が目的じゃないよ
よく「試験に落ちたらどうしよう」と言われるのですが、別に落ちても何のペナルティもありません…。
私に謝る必要もないですし。
強いて言えば…ちょっぴり恥ずかしいぐらいです…(笑)
が、それも長い人生のうちの一瞬です。
それよりも、「自分のありたい姿」に近づけるか…が大事ですよね。
薬膳をすることで、自分が毎日ご機嫌に過ごせる♡
家族に薬膳をすることで、みんなの笑顔を見られて嬉しい♡
薬膳を伝えることで、お客様に喜んでもらえるのを見て幸せ♡
今苦しくても、これらに近づけると思えば、がんばれますよね!
妄想して~!!
未来のステキな自分の姿を♡
目の前のことも大事だけど、たまには遠くをぼんやり見ることも大事。
苦しむために勉強しているんじゃないからね。
みなさんは、すごいことをしているんですよ!!
自信を持って、がんばって♪
受験生のおかんは、いつもみなさんのことを応援しています。
おしまい。
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