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冬を前に気を溜めて|産経新聞連載「薬膳のススメ」(126)

急に寒くなりましたね。
疲れやすい、眠いという方が増えています。

自然界では動物たちは冬眠するので、私たちも冬の養生をしなければいけません。

無理をしていませんか?
いま無理をすると、来年の春に体調を崩してしまうので、気をつけて下さいね。



冬の邪気は寒邪

神戸市中央区の咲美堂漢方薬房で、漢方カウンセラーとして診断して10年。
「本物の中医学」で薬膳を伝えて15年。
10000人以上に中医学で心を笑顔にしてきた池田のりこです。

漢方薬店では、症状の対症療法だけでなく、根本的な原因に基づいてお話します。

咲美堂中医学院では、「覚える」より「イメージを膨らませて感覚を身につけて実践する」ことを大切にして、中医学・薬膳と九星気学を伝えています。

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今年の夏は暑かったですね…。
さらに秋は気温差があって、体調を崩している方が多いです。

夏は汗をたくさんかいて気を消耗し、気温差でも気を消耗し、例年と比べてかなり気を消耗しています。

そのまま冬になると、さらに気を消耗して疲れやすくなります。

冬の邪気は寒邪かんじゃで、ぎゅっと縮んで体や内臓の動きを鈍くさせる特徴があります。

消化吸収システムの脾と胃が動かなくなると、消化が追いつかず食欲が落ちたり、胃もたれを起こしやすいです。

それだけでなく、食べたものから栄養を作ることができません。

これはちょっと困りますよね…。


気を増やそう!

体を温めるためには気が必要です。

そして、気を溜めているのが腎という内臓ですが、気が補充されないまま体を温めようとして、腎が疲れてしまいます…。

腎は生きるための底力で、内臓を温めて体温を維持する大切なお仕事をしてくれています。

その腎が弱ると、膝や腰に痛みを感じて、疲れやすくて動きにくく、頻尿や夜間尿などの尿トラブルが増えるんです。

最近、トイレの回数が増えていませんか?

▼こちらの記事に書いているので読んで下さいね

▼こちらは診断と処方の記事です


冬の養生のポイント

冬の養生のポイントは3つです。

  1. 腎をサポートする

  2. 脾を温める

  3. 血流を良くする

おすすめの食べ物は、鶏肉のお鍋をピリ辛のニラだれで食べること!

鶏肉が腎のサポートをしながら脾を温めて、ニラが温めながら血流を良くします。

腎のサポートは、エビ、鶏レバー、ブロッコリー、さつまいも、クルミ
脾を温めるのは生姜、米麹、かぶ、鮭、豆板醤
血流を良くするものは玉ねぎ、黒豆、酒粕、酢
などです。

冬に無理をすると春に体調を崩してしまいます…。

陰が極まる12月21日の冬至までは、冷えに気をつけて、焦らず慌てずゆっくりと過ごしましょう。

ということを産経新聞連載「薬膳のススメ」で書かせていただきました。


▼PDFでもご覧になれます。https://kenzenbishoku.com/media/pdf/241125_sankei.pdf

「毎回楽しみにしています!」とおっしゃる方もいて、本当に嬉しいです!!
次回は12月16日(月)を予定しています。

▼過去の記事はこちらからどうぞ!


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それでは、明日も心と体とご機嫌を整えて笑顔で過ごしましょう~♪

おしまい。

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池田のりこ|漢方薬・薬膳・九星気学で整える!
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